仕事と試験では、求められるものが違うのだから、それに応じてやっていかないといけない。
| カテゴリー: 勉強ワンポイントアドバイス | Tags: 勉強
久々に勉強することになった、おっさんやおばさんへのアドバイスです。
端的に結論を言うと、年配のおっさんやおばさんは、仕事と試験の違いに慣れていないために、試験に落ちるという次第です。
統計データ上、若い人の方が試験には受かります。反対に、30代以降の合格率は、芳しくないことが多々です。
記憶力が悪くなるからというのが主な原因ですが、一方で、粘り強く考える思考力や論理性を兼ね備えるわけですから、正味、トントンです。
しかし、実際、おっさんとおばさんだと、どうして「落ちてしまう」のでしょうか。そのわけを考えます。
「おっさんやおばさんになって何か資格を取る人」というのは、仕事や業務で会社に強制されることを除けば、向学心のある人です。
向学心のある人は、興味も意欲も薄い人に比べたら、まじめな人と言えます。まじめな人ですから、穏当に“仕事のできる人”であったり“仕事を任される人”です。
この「仕事」に、おっさんやおばさんになると受からなく理由が潜んでいます。
仕事と言うのは、「100%」が求められる作業です。
逆を言うと、仕事で「60~70%」しかしてないと、怒られるか、給料カットされたり首になったりします。当たり前ですね。
一方の試験です。試験と言うのは、「60~70%」しか求められない作業です。
逆を言うと、「100%」追求すると、合格から遠ざかるのが試験なのです。
もっと言うと、試験とは、仕事のように「100%」を求めずに、「60~70%」を狙わないといけないのです。
この『違い』への無自覚が、おっさんやおばさんが試験に落ちやすい理由です。
おっさんやおばさんともなると、試験勉強であるのに、社会人生活や仕事を通して身に付いた習慣「100%」が顔を現すのです。
試験だと「60~70%」でいいのですから、どっかを捨てたり諦めたり、よくわからんけどこの程度でいいだろという割り切りが必要となります。
しかし、仕事の「100%」習慣のために、点にもならないことを無意味に追求したりヘンに固執したり、不安を強く感じすぎて馬鹿丁寧にやったりします。
「キッチリやる」のは仕事ではいいのですが、試験勉強だと逆に足を引っ張ることになります。
まじめで仕事熱心で、そこそこの役職にある方は、「100%」の仕事習慣を、無意識に無自覚に、試験勉強に持ち込んで、自滅に近い形で落ちることを頭の片隅においておきましょう。
試験には、気難しい上司や口うるさい管理職や役員もいないのですから、「100%」から解放されちゃえばいいんですよ。
2014年8月4日 12:36 PM
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