お風呂に、そこそこの綺麗さと、清潔感さえ確保できればいい人は、風呂掃除に重曹を使うことをお勧めします。カンタンで楽でそこそこ綺麗になります。子どもも可能。
家の中で、最も汚れやすいのが、お風呂です。
当たり前といえば、当たり前で、皆が毎日の身体の汚れを落としているわけですから、その汚れで汚れないはずがないのであります。
汚れやすいから、掃除をしなくてはいけないのですが、風呂掃除が数ある家事の中でも、最高ランクにめんどくさいのも事実です。
で、どうすれば、風呂掃除が楽になるか、と相なります。
以下に紹介するのは、「新品同様にきれいにはならないが、低労力で、そこそこは掃除をした感」のある風呂掃除方法です。
新品同様のぴかぴか感はないが、相応の清潔感は確保できます。
風呂が綺麗だったから、とか、風呂の掃除がうまかったからといって、すばらしい配偶者を射止めた話など、古往近来聞いたことがありません。
だから、そこそこのきれいさでいいじゃん、汚くなければいいじゃんという観点からの、掃除が求められるのです。「美しさ」とは、風呂以外のところで求めるものでありましょう。
さて、では、どうしたら、綺麗ではないが清潔感は確保できるカンタンな風呂掃除ができるのか、といいますと、慣用句ともなった、タイトルにあります「重曹」であります。
重曹と、そして、霧吹きを用意すれば、準備完了です。霧吹きは1つでもOKですが、2つあれば捗るでしょう。
まず、霧吹きに重曹を少々いれます。量はホント適当でいいのですが、気になる方は、小さじ1杯/400ccを目安に入れたらいいでしょう。
ぶっちゃけいうと、重曹の量なんて、最初の数回だけ気になるだけで、以降は適当な目分量になりますわ。気にしても仕方ないし影響ないもんなので。
で、霧吹きに水を入れて、振って重曹を溶かします。
で、当該重曹水溶液を、風呂場の、壁から床から、桶、椅子、浴槽に至るすべてに、吹き付けるという塩梅です。
霧吹きが2つあれば、二丁拳銃のように、吹き付けられます。
吹き付けたら、15分ほど時間を置きます。紅茶でも飲みましょう。
で、時間が経てば、後はシャワーの冷水で、重曹を洗い流せば終了です。
これだけの作業で、そこそこなんだか、掃除をした後の感じになるはずです。
というのも、お風呂の汚れの大半は、「あか」と「せっけんかす」、「たんぱく質汚れ」でございます。
これらの汚れに効果的なのが、アルカリ性の重曹でして、まさに、それらの汚れと重曹のアルカリ性が反応して、汚れが取れるという塩梅です。
だから、シャワーで洗い流すだけでもそこそこきれいになるのでした、
かつ、スポンジ等で軽くこすれば、更に綺麗になります。本当に力は要りません。
ただ「溶かした重曹を霧吹きで吹きかける」だけでも、風呂場全体に醸されていた「くすみ」が取れていることを、発見するように存じます。
何点か補足します。
重曹は、膨らし粉とかベーキングパウダーと別称されていますので、手が荒れることはないと思います。
でも、白魚のような手が荒れるのが気になる方は、念のために手袋をして作業に当たってください。まあ、重曹で歯磨きができるので、相当肌が弱い人でない限り、肌トラブルはないでしょう。
あと、重曹は、かなり安全な物質なので、子どもでも十分に使えます。
風呂用の洗剤を使わせるのは躊躇しますが、重曹水は比較にならないほど、安全と言えます。だって、入浴剤にもなるのですから。ちなみに、わたしは、歯磨きにも重曹を使っています。(参考:重曹ハミガキの3つの利点)
だから、子どものお手伝いにも当該「重曹霧吹き拭きつけ」が、利用できるという塩梅です。
一緒にお風呂に入るとき、遊びの一環で霧吹きで吹き付けさせれば、お手伝いにもなるし家事の手間も少し減るしで、とても便利かと思います。配偶者にもやらせましょう。
あと、重曹を風呂掃除に使うと、重曹の消臭効果を享受できます。
ご存知かとは思いますが、重曹には強烈な消臭効果があるので、排水溝や風呂場の臭いをかなり防げるように思います。
重曹吹き付け風呂掃除は、完全な美しさにはなりませんが、「この手間でこの効果」という“費用対効果”の点からすれば、抜群のパフォーマンスであるように思います。
この程度の作業なら、毎日でもお風呂の掃除ができるかと思います。
なお、たぶん、まず、ないとは思いますが、重曹も一応、炭酸水素ナトリウムという「薬品」ですので、無闇矢鱈に市販の風呂用洗剤と一緒に使わないほうが、無難であるかと思います。
また、一応、身体に触れるところの掃除なので、気になる方は、掃除用ではなくて飲食可能な食用グレードの重曹を使うことをお勧めします。
価格参考:食用グレードの重曹
なお、風呂掃除には、クエン酸も使えます。これは、水垢(カルシウム汚れ)に抜群の効果があります。(参考:風呂掃除にクエン酸)
組み合わせて使ってみてください。
2013年7月4日 11:38 AM
★みんなとシェアする