大掃除を楽にするには、ノー手袋・ノーマスク・ノーメガネでよく、低コストで、多用途の重曹を利用することを強く推奨します。
大掃除には、ノー手袋・ノーマスク・ノーメガネの重曹を利用することを、強く推奨いたします。
重曹は、以下の掃除に、市販の洗剤に劣らない効能を発揮します。
・拭き掃除(ただし、畳を除く。白い粉が噴いたり変色したりします。)
・窓拭き。窓の桟(さん)。
・網戸。
・風呂場。湯ぶね、洗い場、脱衣所。
・洗面台。
・流し。流しの下。
・冷蔵庫、レンジ、トースター、その他の台所の電化製品。
・調理場(ガスコンロ、IH、電熱器)。
・換気扇。
ざっとあげたところでも、上記の掃除に重曹が大活躍します。
重曹掃除は、実に、実に簡単です。
霧吹きを用意して、重曹を適当に入れて、振って溶かして、掃除をしたいところに吹き付けるだけであります。
霧吹き一本だけで、砂埃、生活埃、塵芥、油汚れが落ちます。
皮脂由来の黒ずみは、直接的に重曹を刷り込んで擦ると、改善する可能性があります。
重曹の利点は、大きく言って2つ、ございます。
1つは、先も言ったように、「ノー手袋・ノーマスク・ノーメガネ」でよいという点でございます。
先に上げた掃除箇所に、専門の洗剤を使うと、その利用に結構な注意が必要となります。
ある洗剤は、手荒れを防ぐために手袋の着用が指示されていたり、吸引しないためにマスクを当てなければならなかったり、眼に入ると危険な洗剤はメガネの着用が推奨されていたりします。
しかし、重曹には、上記のような制限なり注意事項はありません。
なんてたって、重曹は「食用」のものもあるくらいでして、わたしなどは、歯磨きをしたり鍋を磨いたり、コーヒーに入れ酸度を和らげたり、ホットミルクの膜防止に使ったり、スポーツドリンクの材料として飲んだりしているくらいです。
確かに、「掃除用重曹」を「大量」に「摂取」すれば、おなかを壊すこともあるでしょうが、少々なら摂取しても、まず、人体に影響はないでしょう。
重曹は「口」にしても大丈夫なのですから、「手」で直に触ってもまず大丈夫です。直に触ると、やはりアルカリなので少しだけべたつきますが、水で流せばすぐ取れます。肌荒れも、わたしはほとんどありません。
このように、利用や使用に当たってかなり無害であり、子どもや配偶者・子犬に使わせても、支障がない「掃除道具」なのであります。
次に、コストの面で、重曹は一般の市販洗剤よりも、圧倒的に優れているように思います。
わたし周辺での重曹の価格は、食用グレードの重曹で200グラム250円前後です。通販なら1キロで800~1,000円くらいです。
掃除用重曹は、1キロ300円といったところです。10キロ単位で大量に買えば、もっとコストは引き下がることでしょう。
このように、重曹があれば、1本の市販洗剤の出費で、大半の掃除用洗剤が賄えてしまうという寸法でございます。
考えてみれば、重曹が掃除に有効なのも当然なのであります。
重曹は弱アルカリ性であります。で、家庭の汚れの大半は、皮脂か食べ物の油汚れです。これらの汚れは酸性です。
重曹のアルカリと汚れの酸とが反応・中和して、汚れが落ちやすくなるわけです。
また、重曹には、軟水化作用があるので、やわらかくなった水が汚れの奥深くまで浸透して、落ちやすくします。
加えて、重曹には、研磨作用もあるので、一層、汚れが落ちるという塩梅でございます。
使ってみれば、(うわー重曹役に立つじゃん)との感想を、すぐさま、即効で持つように思います。
このように、重曹は結構な使い手があり、しかも、低コストで済み、用意するのは霧吹きと水だけで、それに、子どもや配偶者でも間違いのない、優れた掃除道具であるかと考える次第でございます。
一番先に述べましたが、重曹が不得手なのは「畳」くらいです。
劇的に大掃除を楽にする重曹の威力を、ご体感くださればと存じます。
特に台所の、換気扇やガスコンロ、IH周辺の掃除では、油汚れの落ち方に、びっくりする事でしょう。わたしはもう、先の掃除に重曹が手放せません。
参照:食用グレードの重曹
2012年12月18日 9:56 AM
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