| カテゴリー: 勉強ワンポイントアドバイス | Tags: 勉強
勉強に当たって必要なのは、「個」となる空間でございます。
本居宣長が、往診の途中で切り株に座り、学問思案をした話は有名でございます。
他人がいると、それが親であれ友達であれ、気がそっちに行ってしまうのでございます。
ですから、「個」となる環境が必要なのでございます。
さて、理想は勉強部屋を設けることですが、そうそう、ほしい→はいどうぞ、てなわけにもいきません。
そこで、お知恵拝借となるわけですが、江戸の長屋暮らしが参考になるかと存じます。
江戸の長屋というのは、6畳一間という狭い部屋なのですが、そこに家族が3人なり4人暮らすわけで、プライバシーなど少しもないわけでございます。
しかし、プライバシーは、なくて済むものでもありませんので、何とかして「個」の空間を設けていたわけです。
そこで登場するのが、今では古民具となっている、衝立や屏風でございます。
自分の左右にポンと置くだけで、あら不思議、絶妙な「個」の空間が生まれます。
オフィスのコンパートメントために設けられている、プラスチック製の壁を思い起こせばよいかと思います。
いうなれば、人の視線をさえぎるもので、勉強者の周りを囲めば、そこに「個」の空間が生まれる、という次第でございます。
屏風・衝立的なものが1つあれば、部屋の角っこに机を持って行って、もう片方の空き間に屏風・衝立的なものを置けば、立派な「個」の空間が出来上がります。
人がいるリビングで、しかめっ面をして勉強しても、煙たがられるだけでございます。
衝立や屏風は今となっては売ってませんが、たとえば、ホームセンターなどでよくある、服かけみたいなもので十分、代用できるように存じます。
卓球の練習場にあるような、ビニールを張った柵なんてものもよいかなと思います。(卓球フェンスというようです。)
なかなか勉強の空間が手に入らないときは、屏風・衝立モドキを自作することで、他人の目をそらして、個の空間を設けくださればと存じます。
勉強する方も、される方も、かなり気兼ねがなくなるように存じます。
2011年6月1日 9:07 PM
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