日数を計算する際は、個々の月が何日あるか正確に知っておかないといけない。が、いちいち、○月は30日で、×月は31日…などと覚えるのは手間。そこで、「にしむくさむらい」という語呂を憶えておけば、「31日ではない月」が区別できるので、手間要らずである。
結論から言うと、「にしむくさむらい‐西向く侍」という語呂を覚えておくと、日数の計算が正確になる、といった次第です。
日割計算は、多くの試験で出題されます。
たとえば、簿記試験の端数利息などです。
よくある形式としては、「4月1日から6月12日までは、何日あるか?」といった手合いです。(答えは最後。)
当該日数計算がメンドクサイのは、「月」によっては、「30日」と「31日」の月があるためです。
で、この解決法が、先に挙げた「にしむくさむらい」という語呂です。
要点から言います。
「にしむくさむらい」は、31日ではない月を指します。
反対に言うと、「に」を除いた「にしむくさむらい」は「30日」の月、といった塩梅です。
「に」は、「2月」で、2月は「28日か29日」しかありません。
「し」は、「4月」で、4月は「30日」までしかありません。4月(しがつ)の「し」です。
「む」は、「6月」で、6月も「30日」までしかありません。「む」が「6」なのは「むっつ」という読みからです。
「く」は、「9月」で、9月も同様に「30日」までしかありません。9月(くがつ)の「く」です。
「さむらい」は、少し手が込んでいるので後述。
頓知の優れた小学生なら、「さむらい」が「11月」に当たるのがすぐわかるのですが、成人となると、なかなかピンと来ないので解説します。
「さむらい」は「侍」です。
「侍」は「武士」です。
「武士」は「士」です。
「士」という漢字は、「十」と「一」に分けれます。
「十」と「一」で、「十に一」で「11月」ってな塩梅です。
11月も、先の4月・6月・9月と同じように、「30日」までしかありません。
こんな風に、「にしむくさむらい」と語呂を憶えておけば、「30日」の月が区別できるので、正確な日数を計算できる、ってな塩梅です。
先に挙げた、「4月1日から、6月12日」なら…、
「にしむくさむらい」で、4月は「30日」。
5月は「にしむくさむらい」に含まれないので、「31日」。
んで、6月12日なので「12日」。
「30+31+12」で、当該期間は「73日」といった塩梅です。
「にしむくさむらい」は、結構、使える語呂なので、憶えておいて全く損はありません。
「31日じゃない月」という反語表現なので、最初はややこしいですが、すぐ慣れます。
2016年10月2日 12:45 PM
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