第32回試験の第5問『精算表』の設問3を解説するページです。当該設問は、「仮払金」を処理する問題です。①の方は普通に解けますが、②が相変わらず難しく、正確な「税引き前利益」が計算できないと、解答不可です。解けなくても、仕方ないので、他の問題に尽力してください。いうまでもなく、②は、「後回し」です。
◇問題◇
◇問題全文◇
◇解答用紙◇
(クリックして拡大。)
結論から言うと、当該設問の「仕訳はこちら」です。
本問の『前提』ですが、「仮払金」なので、期中にて、たとえば…、
借方:仮払金 ×××
貸方:現金とか ×××
…といった仕訳が切られていた、ってな塩梅です。
要は、借方に計上されている当該「仮払金」を、振替処理するだけの話です。
なお、設問②の税金関係は、最後の最後に処理するので、「後回し」です。現時点では、解けません。
①は、「¥900 は借入金利息の3か月分であり、うち1か月は前払いである。」とあります。
3ヶ月分とあるので、1ヶ月あたり、「300」となります。
「うち1か月は前払い」とあるので、利息の支払いに充てられたのは、「600」です。
んで、「うち1か月は前払い」の分ですが、「解答用紙」を見ると、「前払費用」とあるので、これを使うことがわかります。
仕訳ですが、「費用の認識」と「資産の増加」と、「資産の減少」なので…、
借方:前払費用 300
借方:支払利息 600
貸方:仮払金 600
…となります。
とりあえず①の分だけ、指差し確認をしながら、「整理記入」に、転記してください。
②の「¥31,700 は法人税等の中間納付額である。」ですが、これは、「税引き前当期純利益」を計算して、設問「11」にて、法人税等が確定しないと処理ができません。
よって、「11」にて、処理することになります。(「11」はこちら。)
とりあえず、この時点では、「パス」です。
当該設問の仕訳は、「こちら」です。
あと、念のために、問題全体の答えですが…、
…こうなっています。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
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PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
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簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
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左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
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建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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