本問は『減資』の仕訳。第32回試験の第1問‐仕訳問題の1問目。テキストに載っていない処理のため、頭を抱えます。こういうテキストに載ってない処理を問う仕訳問題が連続しています。勘と推測を働かせながら、解答してみてください。
◇問題◇
◇勘定科目群◇
(クリックして拡大。)
結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「やや難」です。
ところで、「借方」は「左がわ」で、フォークを持つ方です。
対して、「貸方」は「右がわ」で、ナイフを持ったり、配偶者に塩を投げるときの方です。
問題文には、「減資」をしたとあるので、「資本金」を減らす仕訳を切ればよいことがわかります。
問題は、相手勘定です。
「勘定科目群」を、つらつら眺めると、「M その他資本剰余金」があります。
「その他“資本”剰余金」なので、「“資本”金」と関連してそうな感じがします。
なお、勘定候補として、「N 利益準備金」がありますが、“資本”金からは、ちょい遠い感じがするので、パスしましょう。
んで、仕訳ですが、「資本の減少」と「資本の増加」なので…、
借方:資本金 12,000,000
貸方:その他資本剰余金 12,000,000
…と、相なります。
後は、それぞれの記号を、「勘定科目群」から探して、付記するだけです。
「資本」の仕訳問題ですが、最近では、テキストに載ってない処理が多いです。こういう推測を働かせて、解いてみてください。
他のページでも述べていますが、建設業経理士2級は、試験問題全体で難易度調整をする試験です。
本問のように、難しめの問題が出たら、後々では、そう難しくない問題が出るのが常です。当該試験で言うと、問2で全く普通の減価償却の問題が出てます。
建設業経理士2級は、多少失点しても大丈夫なので、落ち着いて次の問題に進みましょう。
答えは…、
…です。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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