本問は『車両関係費予定配賦率』の問題。シンプルな予定配賦率と配賦差異を問う問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
◇問題◇
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結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
問題文には、「車両走行距離を基準とした予定配賦法を採用している」とあります。
んなもんで、車両関係費を合計して、当該合計額を、問題指示の「当会計期間の車両走行距離(予定)」の「25000km」で割れば、配賦率が計算できます。
車両関係費は、資料の(1)の数字を集計します。
「860000+540000+1085000+642000+137000」で「3264000」となります。
これを先の「25000」で割ると、「3264000/25000」で「130.56」となります。
問題文には、「端数は、四捨五入」とあるので、繰り上げで、答えは「131」となります。
丙工事ですが、、資料(2)を見ると、利用実績が「150km」であることがわかります。
先の予定配賦率「@131」を掛けると、「131*150」で「19,650」となり、これが答えです。
配賦差異の計算です。
当方は、自己流のやり方でやっています。
興味のある人は、「配賦差異の機械的作業‐建設業経理士2級の勉強」を一読願います。
まずもって、当月の実際発生額ですが、資料の(4)に、「198,000」とあります。
予定配賦額ですが、資料(3)の利用実績を合計すると、「630+420+150+180」で「1380」kmとなります。
これに配賦率を掛けます。
「1380*131」で「180,780」が予定配賦額となります。
車両関係費の実際発生額「198,000」と予定配賦額「180,780」の差額は、「198000-180780」で「17,220」となります。
実際発生額と予定配賦額を、車両関係費のT字勘定に書くと…、
…となります。
上記T字勘定の赤点線四角のところを、埋めるような仕訳を切ると…、
借方:車両関係費配賦差異 17,220
貸方:車両関係費 17,220
…となります。
上記仕訳を、「車両関係費配賦差異」のT字勘定に転記すると…、
…となります。
借方残高となるので、つまり、最終的には「費用」となるので、「不利差異」となります。
よって、「B 17,220」となります。
答えは…、
…です。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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