第29回試験の第5問『精算表』の設問1を解説するページです。当該設問は、「銀行勘定調整表」を処理する問題です。仕訳は、基礎・基本的なものなので、難しいところはありません。
◇問題◇
◇問題全文◇
◇解答用紙◇
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結論から言うと、当該設問の「仕訳はこちら」です。
①ですが、問題文には、「備品購入代金の決済のために振り出した小切手¥1,500が相手先に未渡しであった。」とあります。
いわゆる、「未渡小切手」の処理を行います。
当該未渡小切手ですが、当該小切手振出の取引が、小切手の未渡しのために、取引されていない状態になっています。
んなもんで、「反対仕訳」を切ればいいことになります。
往時には…、
借方:未払金 1,500
貸方:当座預金 1,500
…という仕訳が切られていたわけです。
この取引は、まだ完遂されていないわけで、つまり、未払金はまだ支払われていないわけなので、反対仕訳を切れば…、
借方:当座預金 1,500
貸方:未払金 1,500
…となります。
問題文には、「工事未払金の決済のため材料仕入先に対して振り出していた小切手¥6,500がまだ銀行に提示されていなかった。」とあります。
これは、これまでになかった出題形式なので、意識して押えてください。
設問ですが、これは、「銀行勘定調整表」の論点での「未取付小切手」です。
「未取付小切手」ですが、「銀行勘定調整表」の論点では「銀行側の処理(減算)」であり、当事者である当方側においては、取引は完了しており、何もすることがありません。
よって、「仕訳なしとなります。
このような、「仕訳なし」が建設業経理士2級でも出たのは、かなり珍しいです。
今後の出題もありそうなので、チェックしておきましょう。
以上で、「1」の処理が終了です。
落ち着いて、指差し確認をしながら、「整理記入」に、転記してください。
当該設問の仕訳は、「こちら」です。
あと、念のために、問題全体の答えですが…、
…こうなっています。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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