本問は、『間接費配賦差異』です。完成工事原価や未成工事支出金、予定配賦額を計算する問題です。完成工事原価や未成工事支出金、配賦差異を計算する問題です。設問3は、配賦差異を計算します。解き方をキッチリ押えておきましょう。自分が混乱しないやり方が一番です。
◇問題◇
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結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
以下のやり方は、当方(わたし)のやり方です。
「配賦差異の機械的作業‐建設業経理士2級の勉強」を参考にしてみてください。
資料3(2)から、甲部門費の実際発生額は、「119,400」なことがわかります。
予定配賦は、@1200に「105時間」ですから、「1200*105」で「126,000」となります。
差額は、「126000-119400」で「6600」となります。
甲部門費のT字勘定を書くと…、
…となります。
赤点線四角のところを、埋めるような仕訳を切ると…、
借方:甲部門費 6,600
貸方:甲部門費配賦差異 6,600
…となります。
資料には、「甲部門費配賦差異」は、「¥13,400」の「借方残高」となっています。
当該仕訳を、「甲部門費配賦差異」のT字勘定に転記すると…、
…となります。
「13600-6600」で、「甲部門費配賦差異」は、「¥6,800」の「借方残高」となります。
資料3(2)から、乙部門費の実際発生額は、「73,200」なことがわかります。
予定配賦は、当月の材料費の総計に配賦率(0.15)を掛けたものになります。
「30000+120000+50000+250000」の「450000」に「×0.15」すると、「67,500」となります。
差額は、「73200-67500」で「5,700」となります。
乙部門費のT字勘定を書くと…、
…となります。
赤点線四角のところを、埋めるような仕訳を切ると…、
借方:乙部門費配賦差異 5,700
貸方:乙部門費 5,700
…となります。
資料には、「乙部門費配賦差異」は、「¥8,320」の「貸方残高」となっています。
当該仕訳を、「乙部門費配賦差異」のT字勘定に転記すると…、
…となります。
「8320-5700」で、「乙部門費配賦差異」は、「¥2,620」の「貸方残高」となります。
「甲部門費配賦差異」は、「¥6,800」の「借方残高」となります。
「乙部門費配賦差異」は、「¥2,620」の「貸方残高」となります。
「6800-2620」で「4,180」の「借方残高」となります。
答えは…、
…と相なります。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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