本問は『手形貸付』の処理です。定額法の償却原価法の処理です。処理がわからなくても、なんとなく解けてしまいます。しかし、突っ込んだ出題に備えて、テキストで解き方を確認しておきましょう。転ばぬ先の杖です。
◇問題◇
(クリックして拡大。)
結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
ところで、「借方」は「左がわ」で、スマホを持つ方です。
対して、「貸方」は「右がわ」で、スマホを操作したり、配偶者を水攻めするときの方です。
問題文をよく読めば、貸付額と手形額の差額を、定額法的に償却しそうだと、見当が付きます。
問題文には、「¥7,800,000を支出し、その見返りに同商店振出しの約束手形¥8,000,000を受け取った」とあります。
差額は、「8000000-7800000」の「200000」です。
「20x1年4月1日」に貸付し、受け取った手形は、「支払期日20x5年3月31日」となっているので、「4年(48ケ月)」かけて、償却することになります。
なお、上記の「年月日の計算」が苦手な人は、下の画像のようなものを書いて、年月数を把握してください。
わたしは「年月日の計算」が苦手なので、ミスを防ぐため、上記画像を書き出すのが常です。
本問は、「お金の貸付」を行っており、証書等の代わりに「手形」を受け取る場合、「手形貸付金」で処理します
貸付の仕訳を切ると…、
借方:手形貸付金 7,800,000
貸方:現金 7,800,000
…となります。
差額は、「200000」です。
これを、「4年(48ケ月)」で、償却することになります。
1年あたりは、「200000*12/48」で「50000」となります。
期末の1年分の償却の仕訳を切ると…、
借方:手形貸付金 50,000
貸方:受取手形 50,000
…となります。
償却年数ですが、上記画像のように、「2年」となります。
んなもんで、先に挙げた…、
借方:手形貸付金 50,000
貸方:受取手形 50,000
…の仕訳が「2回」切られたことになります。
んなもんで、「50000*2」で「100,000」が増加することになります。
元の数字は、「7,800,000」なので、「7800000+100000」で「7,900,000」となり、これが答えです。
答えは…、
…です。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
★みんなとシェアする