本問は『工事原価明細表』の計算問題。第25回試験の第3問の難易度は「ふつう」。このページは、「当月完成工事原価」の処理を行います。資料を見ただけでは、何が何やらわからない問題です。考えて何とかなる問題ではありません。よって、解き方を、しっかり憶えておく必要があります。問題を見たら、即、解けるように、何回も練習しておいてください。
◇問題◇
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結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
資料によると、「未成工事支出金」の月初・月末の残高は、以下のようになっています。
んで、「当月発生工事原価」のページで求めた当月発生工事原価ですが…、
材料費の当月使用高は、「748,000」です。
労務費の当月使用高は、「872,000」です。
外注費の当月使用高は、「2,343,000」です。
経費ですが、当月使用高は、「316,500」です。
経費のうち人件費は、「116,700」です。
後は、これらの数字を元に、ボックス図を書くだけです。
材料費の月初残高は、「252,000」です。
材料費の月末残高は、「235,000」です。
んで、材料費の当月発生工事原価は、「748,000」です。
上記数字を、ボックス図に書けば…、
…となります。
よって、材料費の完成工事原価は、「765,000」となります。
労務費の月初残高は、「165,000」です。
労務費の月末残高は、「142,000」です。
んで、労務費の当月発生工事原価は、「872,000」です。
上記数字を、ボックス図に書けば…、
…となります。
よって、労務費の完成工事原価は、「895,000」となります。
外注費の月初残高は、「538,000」です。
外注費の月末残高は、「582,000」です。
んで、外注費の当月発生工事原価は、「2,343,000」です。
上記数字を、ボックス図に書けば…、
…となります。
よって、外注費の完成工事原価は、「2,299,000」となります。
経費の月初残高は、「158,000」です。
経費の月末残高は、「162,000」です。
んで、経費の当月発生工事原価は、「316,500」です。
上記数字を、ボックス図に書けば…、
…となります。
よって、経費の完成工事原価は、「312,500」となります。
人件費の月初残高は、「18,000」です。
人件費の月末残高は、「15,000」です。
んで、人件費の当月発生工事原価は、「116,700」です。
上記数字を、ボックス図に書けば…、
…となります。
よって、人件費の完成工事原価は、「119,700」となります。
後は、当月完成工事原価を集計するだけです。
「765,000+895,000+2,299,000+312,500」で「4,271,500」となります。
んで、完成工事原価の経費のうち、人件費は、「119,700」となります。
あまりいないと思いますが、注意喚起の一環として。
当月完成工事原価の人件費ですが、「経費の内訳」なので、注意してください。
「経費○○のうち、人件費は××」と、注記(掲示)するのが目的です。
集計の際は、間違えて、当該人件費を、足し算しないでください。
先の数字で言えば、「765,000+895,000+2,299,000+312,500+119,700などと、計算してはいけない、といった次第です。
解答用紙を見ると、思わず、足し算してしまうので、注意してください。こんなところで失点するのは、愚かです。
念のため、答えを挙げておくと、
答えは…、
…と相なります。
1問:自家消費・・・「ふつう」。
2問:仕入割引・・・「ふつう」。
3問:預り金・・・「ふつう」。
4問:工事進行基準・・・「やや難」。
5問:手形割引・・・「ふつう」。
1問:のれん償却・・・「ふつう」。
2問:材料評価損・・・「ふつう」。
3問:銀行勘定調整・・・「やや難」。
4問:未収利息・・・「ふつう」。
1問:理論問題・・・「ふつう」
2問:工事原価明細表・・・「ふつう」
部門費振替表‐階梯式配賦法・・・「ふつう」
精算表:インデックス・ポイント・・・「ふつう」。
精算表:設問1・・・「ふつう」。
精算表:設問2・・・「ふつう・難」。
精算表:設問3・・・「ふつう」。
精算表:設問4・・・「ふつう」。
精算表:設問5・・・「ふつう」。
精算表:設問6・・・「ふつう」。
精算表:設問7・・・「ふつう」。
精算表:設問8・・・「ふつう」。
精算表:設問9・・・「ふつう」。
精算表:設問10・・・「ふつう」。
精算表:設問11・・・「難」。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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