本問は、『理論問題』です。難易度は、「ふつう」です。設問数は、「3つ」です。定番の原価の種類を問う問題です。それほど難しいものではありません。落ち着いて考えれば、全問正解が可能です。ただ、理論問題は、配点が少ないのが恒例です。当該年度も、パーフェクトでも「3~5点」くらいしか、配点がないはずです。いわば、仕訳問題1つ分なので、できなくても、まあ、大丈夫です。
◇問題◇
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本問のレベルは「ふつう」です。
解ける選択肢から、手を付けると、楽です。
なお、本問で言う『原価』とは、『工事原価』のことです。
ところで、建設業経理士2級の理論問題は、限られています。ブログの「建設業経理士2級-理論タグの投稿記事」の方も、参考にしてみてください。
結論から言うと、「答えはこちら」です。
選択肢1の「工事用機械を購入するための借入金の利息の支出」ですが、文言に注目です。
“借入金の利息”なのですから、当該支出は、簿記で言う「営業外費用」に当たります。
んなもんで、工事原価とは、関係がありません。
工事原価の計算の際、「支払利息」を計上したかどうかを、思い浮かべましょう。
よって、選択肢は、「C:非原価として処理する。」となります。
選択肢2の「入札に応じたが受注できなかった工事の設計料」ですが、小難しい内容です。
工事に関係はあるけれども、実質的に、収益に貢献はしていないといった寸法で、判断に迷います。
あなたが、工事の責任者で工事原価を管理をしているとしましょう。
セメント1袋・釘1本までチェックして、コストを抑えようとしているのに、ぽしゃった工事の設計代を押し付けられたら、たまったもんじゃないです。
こうした推定からも、ぽしゃった工事の設計代を、工事原価に含める合理的な理由がありません。
しかし、何らかの形で、「費用処理」する必要があるわけで、ダメだったとはいえ、営業に関する費用と考えることができます。
よって、「販売費および一般管理費(販管費)」で処理することになります。
よって、「B:総原価に含まれるが、ピリオド・コスト(期間原価)として処理する。」が一番、しっくり来ます。
選択肢3の「工事現場監督者の人件費」ですが、これが最もカンタンです。
よって、本問から、手を付けるとよいでしょう。
選択肢の内容は、読んで字の如く、明らかに「工事」に関与する費用です。
よって、「A:工事原価として処理する。」が選べるはずです。
答えは…、
…と相なります.
1問:自家消費・・・「ふつう」。
2問:仕入割引・・・「ふつう」。
3問:預り金・・・「ふつう」。
4問:工事進行基準・・・「やや難」。
5問:手形割引・・・「ふつう」。
1問:のれん償却・・・「ふつう」。
2問:材料評価損・・・「ふつう」。
3問:銀行勘定調整・・・「やや難」。
4問:未収利息・・・「ふつう」。
1問:理論問題・・・「ふつう」
2問:工事原価明細表・・・「ふつう」
部門費振替表‐階梯式配賦法・・・「ふつう」
精算表:インデックス・ポイント・・・「ふつう」。
精算表:設問1・・・「ふつう」。
精算表:設問2・・・「ふつう・難」。
精算表:設問3・・・「ふつう」。
精算表:設問4・・・「ふつう」。
精算表:設問5・・・「ふつう」。
精算表:設問6・・・「ふつう」。
精算表:設問7・・・「ふつう」。
精算表:設問8・・・「ふつう」。
精算表:設問9・・・「ふつう」。
精算表:設問10・・・「ふつう」。
精算表:設問11・・・「難」。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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