本問は、「法規」の「荷送人の通知義務」についての出題です。基礎知識では、ほぼ毎回出題される内容なので、テキストの精読は必須です。選択肢を1つとして、落とさないようにしましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「車両で運搬する業務を委託した際、製剤の数量が、1回につき500キロ グラムだったため、事故の際に講じなければならない応急措置の内容を記載 した書面の交付を行わなかった。」ですが、正しい記述です。
荷送人義務ですが、「1回の運送が1000kg以下」のときは、免除されます。
設問では、500キロの運搬なので、義務なしです。
よって、選択肢は、「正」となります。
攻略ページあります。「毒物劇物取扱者の「荷送人の義務」のまとめ」も、参考にしてください。
選択肢bの「1回の運搬につき1,500キログラムの製剤を、鉄道を使用して運搬す る場合、通知する書面に、劇物の名称、成分及びその含量並びに数量並びに 廃棄の方法を記載しなければならない。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「廃棄の方法」のところです。
「廃棄の方法」は、記載事項ではないです。
必要なのは、「応急の措置の内容」です。テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「1回の運搬につき2,000キログラムの製剤を、車両を使用して運搬す る場合、通知する書面に、劇物の名称、成分及びその含量並びに数量並びに 事故の際に講じなければならない応急の措置の内容を記載した。」ですが、正しい記述です。
本問の場合、2,000キログラムの運搬なので、荷送人の通知義務が生じます。
んで、選択肢の内容は、荷送人の義務に該当します。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「運送人の承諾を得なければ、書面の交付に代えて、当該書面に記載すべき 事項を電子情報処理組織を使用する方法により提供しても、書面を交付した ものとみなされない」ですが、正しい記述です。
いわゆる、電磁的方法ですが、これは、運送人の承諾があってこそ、書面の代わりになります。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:5
教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。
読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、
んで、過去問兼問題集には…、
北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、
関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、
九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、
…使用します。
理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。
毒物劇物取扱者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「毒物劇物取扱者の投稿記事 」で、ヒマな時間を潰してください。
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