31問‐毒物劇物取扱者(一般)関西広域連合 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基礎化学」の「金属イオンの反応」についての問題です。炎色反応だけは、正確に判断してください。ギリギリまで選択肢を絞りましょう。また、過去問演習では、復習だけはしておきましょう。

31問‐金属イオンの反応

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「難」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「Pb+を含む水溶液に希塩酸を加えると、白色の沈殿を生成する。」ですが、正しい記述です。

 「Pb+」に希塩酸(HCl)を加えると、白色の「PbCl2」が生じます。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「Cu+を含む水溶液に硫化水素を通じると、黒色の沈殿を生成する。」ですが、正しい記述です。

 「Cu+」に「硫化水素(H2S)」を加えると、黒色の「CuS」が生じます。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「Ba2+を含む水溶液は、黄緑色の炎色反応を呈する。」ですが、正しい記述です。

 「Ba2+」、つまり、バリウムですが、炎色反応は、「黄緑色」です。ガチで押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「Na+を含む水溶液に炭酸アンモニウム水溶液を加えると、白色の沈殿を 生成する。」ですが、誤った記述です。

 炭酸アンモニウム( (NH4)2CO3)には、炭酸イオンが含まれています。

 当該炭酸イオンですが、Naがイオン化傾向が大きいために、Naとはほとんど反応せず、沈殿物が生じません。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢5

 選択肢5の「K+を含む水溶液は、赤紫色の炎色反応を呈する。」ですが、正しい記述です。

 「K+」、つまり、カリウムですが、炎色反応は、「赤紫色」です。ガチで押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「1」は「正」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「誤」です。

 「5」は「正」です。

 「誤っているもの」は…、

 正解:4

 >>> 次の問題へ。

独学向け教材

 教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。

 読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、

 んで、過去問兼問題集には…、

 北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、

 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、

 関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、

 九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和6年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、

 …使用します。

 理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。

こまごましたもの

 毒物劇物取扱者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「毒物劇物取扱者の投稿記事 」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする