まず、日本語をキッチリ読み取ってください。
「第2種電気工事士の技能試験の勉強は、酒を飲みながらやってもいい」では、決してありません。
技能の試験勉強のうち、「酒を飲みながらやってもいい」ものを、以下に列挙するという塩梅です。
理想を言えば、アルコールを飲まずに勉強したほうがいいです。
でも、現実はそうじゃないし、酒飲みの詭弁ですが、“少々酒が入っていた方がはかどることもあるので、雑文としてまとめるものであります。
とりあえず、『ダメ』から言っておきます。
「酒を飲みながらでは絶対ダメ」なのは、電工ナイフを使う作業です。
大半の方は、ストリッパを使うと思いますが、電工ナイフを愛用の方だと、手を“ざっくり”切る危険があるので、アルコールを伴う練習は止めます。
次に、候補問題の全体練習(一通り、最初から最後まで組上げる練習)です。
酒が入っていると集中力や注意力に欠け絶対に手間取るため、練習したことになりません。
一口で言えば、教材の無駄です。
全体練習は、酒を飲みながらやってはいけません。
では、「酒を飲みながらやってもいい」練習はというと…、
『苦手部分』の練習です。
苦手というのは、練習したのに上達しない、時間がかかるという状態です。
まじめに真剣にやって「苦手」なら、別のアプローチを取らなくてはいけません。
ゆえに、アルコールを少し入れて、リラックスした状態で、苦手部分を練習するという寸法です。
目標タイム云々は頭から度外視して、時間に終われることなく、ゆっくりと、作業をします。
で、どうしてここでとちんのかなーなどと、思いを馳せながら、これまでの練習風景を頭に浮かべつつ、作業をしてみます。
テキストのお手本や、DVDのおっさんの作業を、今一度、注意深く見てみます。
多少酒の入ったリラックスした状態だと、やるべき手順をその通りにやってなかったり、はしょっていたり、見落としていたりしていたことを発見するものです。
また、同時に、ヘンに気負っている自分や、練習の数が少ないのにそれに目をつぶってイケルイケルと思い込んでいる自分を発見するものです。
少しアルコールが入るだけで、「苦手」が苦手となっている原因が見つけやすくなります。
常態化するとダメですが、“口を酒でしめらせた練習”は、時々なら、予想以上の効果があります。
以上、いつもは素面でまじめに練習をしているのなら、時折、お酒を入れてリラックスしてやってみてください、という「まじめな人向け」のアドバイスです。
繰り返しますが、“常態化する”とダメです。
なお、苦手部分以外も、少し酒を入れてやってみるのもいいです。
少し酔って集中力や注意力が散漫になっているのに、『正確に』『目標タイム以内で』『スムーズに』施工や組み立てや結線ができるなら、“身体が憶えている”一番いい状態になっている証左です。
素面ならまず失敗しないという次第なので、「本当にできているかどうかを試す」意味でも、少しのお酒は有用かと存じます。
2015年6月27日 12:07 PM
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