独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

第2種電気工事士・技能試験の暗記

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

文系・不器用な人は、「暗記」で見直し時間を捻出できるので、合格率をかなり上げられるはずです。

電気のド素人の人や文系の人、不器用な人には、確認表示灯の結線やらチョイ複雑なスイッチ・コンセントの施工を、「暗記」することを推奨します。

つまり、試験中にいちいち考えてないで済むように、結線や配線を憶えてしまう、という塩梅です。

というのも、文系のような工作に不得手な人や、工作自体が苦手な人にとって、技能試験の“40分”という時間は、あまりに短すぎるからです。

複線図を前に、いちいち考えていたら、時間はかなり押されてしまいます。

正直、文系・不器用な人は、「試験中に、1個は必ず間違う」と踏んでおくべきです。

そう、皮膜を傷つけたとか、電線がむき出しになっているとか、器具の製作に時間がかかったとか、ケーブルを切り間違えたとか、リングスリーブの接続を間違ったとかの、諸ミス群に対応する時間を見ておかねばならない、という次第です。

ミスは、“必ず”発生します。

だからこそ、確認表示灯等の固有部分は「暗記」してしまって、『修正や訂正の時間』を捻出する、という次第です。

文系・不器用な人は、「暗記」で合格率をかなり上げられるはずです。

しかし、当該「暗記」には、前提があります。

暗記部分の理屈を、必ず理解しておくことです。

理解したうえで、暗記しないといけません。

なぜかというと、「候補問題が変わる」ことを、絶対に否定できないからです。

配布資料には、「技能試験問題は、次のNo.1~No.13の配線図の中から出題します。ただし、配線図、施工条件等の詳細については、試験問題に明記します」としか、書かれていません。

おおむねというかほとんどは、公表された候補問題がそのまま技能試験にて問われます。

しかし、配布資料には、「必ずこのように出題する」との文言がなく、その年度だけ、試験方針が変わることが絶対にないとは言い切れないのです。

常時点灯だったところが、いきなり、異時点灯になっても、おかしくはないのです。問題として、できないわけじゃないからです。つーか、できます。

この可能性を否定できないからこそ、それぞれの仕組みや理屈だけは、理解しておかないとなりません。

ド暗記だけだと、「万が一」の場合に、鉄板で即落ちします。

「暗記」は、修正や訂正の時間を捻出するためですが、「楽する」ための作業ではありません。

理屈は決して難しくないのですから、“お勉強”の手を抜くことは止めましょう。

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