候補問題6は、難問です。固有部分をシッカリ練習しておかないと落ちます。2015年度の第2種電気工事士・技能候補問題のNO.6の、電気のド素人、文系、ぶきっちょな人に、同種同類の人から送るアドバイス。
結論から言うと、候補問題6は、難問です。
本問が難しい理由は、「露出型コンセント」と「3路スイッチ」と、固有部分が2つもあるうえに、それぞれが厄介ときているためです。
本問は、本当にしっかり練習しておかないと、落ちます。
まず、適当な練習だと、“試験時間内”に終わりません。
練習不足は、“未完成”で即落ちします。
これが、試験時間が1時間も2時間もあれば、大丈夫なんです。
しかし、実際には40分しかないので、考えている暇はほとんどなく、考える前に、身体が動くようになっておかねばなりません。
加えて、1つでも間違えると、修正にはかなりの時間が取られるので、致命的な時間ロスとなります。
難儀な作業を、正確かつ素早くやらないといけないという寸法で、本問は、数ある候補問題の中で、難しい部類に入ります。
繰り返します。
本問は、特に、念入りに練習しておかないといけません。
テキストの本問ページに、付箋を貼りましょう。すぐに当該問題に着手できるようにするためです。
固有で難儀なのが、「露出型コンセント」です。
これは本問しか出題されず、微妙にランプレセプタクルと作業工程が違うため、これだけのために、何度も練習しておかねばなりません。
一口で言えば、「費用対効果」が悪いのです。
しかも、練習しておかないと、絶対に安定かつ素早く正確にできません。
本試験中に作り直す時間などないので、テキストのお手本を見ながら、「1回でできるまで何度も練習」です。
個人的なことを言うと、わたしは、最低でも20回は練習したはずです。(まあ、慣れたすぐできるようになるので、晩酌前の“儀式”としてアレしてました。)
次に、『3路スイッチ』です。
本作業も、作業に習熟していないと、必ず間違えるので、練習あるのみです。
本問で大事なことを述べますので、ド素人・文系の人は必ず憶えてください。
『複線図が完璧に書けるようになっておく』ことが、3路スイッチ攻略には欠かせません。
複線図が不安だと、いざ接続やいざ結線となった時に異様に焦ります。焦れば、接続を100%間違えます。
ド素人・文系には特に顕著で、接続の際に、ホントにグチャグチャ滅茶苦茶に混乱します。練習なのに手が震えます。わからなさ過ぎて。
まず、「複線図」を、“自信”を持って、書けるまで練習です。
3路スイッチの複線図で厄介なところは、「アバウト」なところです。
3路スイッチの「0番」は「黒」と決まっているのですが、それ以外は、「白でも赤でもいい」ために、独学だと、不安になってしまうのです。
施工上と試験の採点上、黒線以外は問題がないのですが、それでも、不安なのです。
ですから、テキストのお手本を見ながら、「ここはこの色オンリーだが、こことここは適当でOK」という感じで、3路スイッチ独自の複線図の要領を押さえていってください。
そして、自分なりの要領を、たとえば、「ここの赤とここの赤を繋げることにする」的な手順を、確定させておきましょう。
技能試験は「習うより慣れろ」ではあるのですが、本問の複線図のみは「習っていないと絶対に慣れない」ので、しっかり練習です。
複線図を、自信を持って書けるようになれば、接続は、かなり安定して、できるようになります。
反対に言うと、接続で胸が締め付けられる感じがしたり、吐き気がしたり、不安で手が震えるようなら、まだ、複線図が仕上がっていません。
練習しても、上記のような状態が続くようなら、『テキストの複線図のお手本を、そっくりそのまま憶えなさい』。
さて、接続ですが、「指差し確認」をすると、劇的にミスを減らせられます。
接続の際は、複線図を指でなぞり…、
次に、ケーブルの線と線とを指でなぞり…、
「スイッチの○色→真ん中ケーブルの○色、ヨシッ!」という過程を、
2回確認してから、リングなりコネクタなりで、ガッチャンコと接続します。
3回やるとめんどくさいので、わたしは2回してました。
こうすると、ミスをしなくなりました。
指差し確認を2回しても、ほとんどの練習では時間が余りました。
3路スイッチで失敗をしたことのある人は、ぜひとも、「指差し確認」を導入してみてください。
さて、他は、オーソドックスというか極めて“普通”なので大丈夫かと思います。
「施工省略」は、時折アレレとなるので、作業を手順化しておきましょう。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが…、
先のページで述べなかったものもあります。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
2015年6月17日 1:47 PM
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