簿記3級で勉強することは、会計に関する基礎部分・土台部分に過ぎない。故に、簿記3級に過度の期待をしてはいけない。
簿記3級を取ると就職や転職に有利だと言われますが、過度に期待してはいけません。
というのも、経理や会計の世界は、資格以上に「実務経験」が重視されるからです。
あなたが簿記3級に合格しても、実務経験が3年の無資格者がいたら、後者の人が採用されるでしょう。
もちろん、簿記3級が「ない」よりかはるかにいいのですが、それでも、「経験の壁」は厚いことを頭の片隅においておきましょう。
なお、「経験の壁」は、資格の数や級数以上に、熱意・やる気、愛嬌と愛想と、そして、低賃金でしか突破できません。
次に、簿記3級を取ると決算書が読めようになるとか、財務諸表がわかる、なんていいます。しかし、過度に期待してはいけません。
簿記3級にできることは、会計の最も基本的なこと・土台的部分が身に付くのみです。
決算書が読みたい等々の場合、それ専門の書籍を読むなりビジネススクールに通うなりしないと、身につかないのです。
簿記3級は、いろんなことを「わかりやすく」してくれますが、帳簿の付け方以上のことは、自助努力が必要なのです。
(ん?!、簿記3級ってなんだかなぁー)と思った方。(あんまり簿記3級にトクってないんじゃない?)と思った方。
それでもわたしは「簿記3級」なり「簿記2級」を取っておくべきかなと思います。
種は、育てようによっては、実に大きく育ちます。
簿記の知識は、今後の育て方によっては、大きな実を実らせます。
とって本当に損はなかったな、いろんな事が見えるようになったな、わかるようになったなーと、思える資格NO.1は、『簿記』です。
2014年11月24日 12:37 PM
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結論から言うと、タイトルのママですが、資格試験を受けるなら、「ゼッタイに「過去問」を甘く見てはいけな...続きを見る