試験では、多くの人が落ち着きを失うものでございます。
胸のドキドキを沈めるのに、色々といわれてございます。
その代表が、深呼吸をする、でございます。
心臓が激しく動くのは、身体が臨戦状態にあるからでございます。
本試験という『戦』に臨んでいるからこそ、すぐに、さっと、即、そして、しっかりと確実に頭が動けるよう、心臓が酸素とエネルギーを送りに送っているわけでございます。
故の、胸のドキドキでございます。
胸のドキドキは、決して、病気でも、欠陥でもないのでございます。
試験の雰囲気と空気に慣れたわたくしも、試験前は非常にドキドキして、手がじっとりしてくるものでございます。
さて、当たり前のことですが、身体と頭に溜め込んでおける酸素やエネルギーの量は決まってございます。
有限であって、無限ではありません。
どんなに溜め込もうとしても、身体の大きさに限界があるからでございます。
やはり、体重・体積以上にはならないわけでございます。
ということは、身体なり頭なりに、貯めこめる限界値まで、酸素やエネルギーを送りこめば、もはやそれ以上送れないわけですから、心臓は送るのを止めるわけで、つうことは、結果的に、落ち着く、と相なるわけでございます。
深呼吸はまさに、酸素やエネルギーを送りに送る、輸送にうってつけの行為なのでございます。
深呼吸をゆっくりと、3回、5回、10回して、頭を含む身体全体に酸素等を送りに送れば、どんどん蓄積されていきますから、胸の動機はかなり軽くならざるを得ないのでございます。
だって、そのまま動悸が続けば、身体のあちこちで酸素等が、いわば、倉庫から溢れてしまうような状態になるからでございます。
ま、とにかく、深呼吸をゆっくりすれば、身体科学的に落ち着くことができることを、頭の片隅にでも置いていてくださればと存じます。
試験の始まる15分前からは何も読んだり書いたりできなくなりますから、目をつぶってすうはあと深呼吸して、落ち着きを手に入れてくださればと存じます。
2011年1月31日 12:36 AM
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