第24回‐個別問題 過去問(H30/9実施)

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は『理論』の問題。第24回試験の第4問‐個別問題の1問目の難易度は「ふつう」。原価の分類を問うています。“全滅”さえしなければいいでしょう。消去法を駆使してみてください。解説とともに、注意点なども述べていきます。

第1問‐理論

 ◇問題◇

 

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解説

 結論から言うと、「答えはこちら」です。

 本問のレベルは「ふつう」です。

 相変わらず、脳の腐る問題です。

 とはいえ、問題文の文言を、丁寧に読んでいくと、多少のヒントが得られます。

 そして、解けるものを解答したら、後は消去法で、答えを決めてしまいましょう。

 2~3個は取れるので、がんばりましょう。まあ、深追いはしなくていいと思います。

 なお、建設業経理士2級の理論問題は、限られています。ブログの「建設業経理士2級-理論タグの投稿記事」の方も、参考にしてみてください。

設問1

 「1」の「原価は、最終的には、生産物別の原価を算定する必要があるから、その最終生産物の生成に関して、直接的に認識されるか否かの基準によって、直接費と間接費に分類される。」ですが、頭痛がしますが、よく読んでいきましょう。

 キーワードは、「直接費と間接費」です。

 当該「直接費・間接費」の場合、「C」の「計算対象と関連性分類」となります。

 よって、答えは、「C」となります。

 正直、理論の文章は、読めば読むほどわからなくなるので、試験対策には、「キーワードの暗記」が一番かと思います。

 『直接費・間接費・・・計算対象』と、電車の中でブツブツ唱えて、周りから白い目で見られてください。

設問2

 「2」の「一般的な建設工事では、材料費のように工事進捗度に応じて発生するものや、現場事務所経費のように会計期間において工事進捗度と関係なく一定額が固定的に発生するものがある。」ですが、よく読めば、「変動費と固定費」について書かれている事がわかります。

 「変動費と固定費」がキーワードとなるのは、「D」の「操業度と関連性分類」となります。

 よって、答えは、「D」となります。

 「操業度」、つまり、仕事をすればするほど増える費用は、「変動費」です。

 反対に、「操業度」が低くても、一定額がかかるのが「固定費」です。

 こんな風に、「操業度=仕事する・しないの度合い」を元に考えると、正解を選べるかと思います。

 とはいえ、先述したように、試験対策には、「キーワードの暗記」が一番かと思います。

 『変動費・固定費・・・操業度』と、家でブツブツ唱えて、配偶者から(ついに来たか。前から変だと思っていた。)と、思われてください。

設問3

 「3」の「建設業では、一般的に工事原価を管理するための実行予算の作成に際しては、工事種類(工種)に原価を区分して集計する方法が採用されている。」ですが、これも、問題文をよく読めば大丈夫でしょう。

 相変わらず、ナンノコッチャの設問です。

 わからないときは、問題文の「」に注意しましょう。

 答えの選択肢に、「」があるのは、「A 発生形態分類」と「B 作業機能分類」の2つしかありません。

 ここから、「2択」で、つまり、50%の確率で当てれることになります。

 さて、キーワードですが「工事種類別(工種別)」なのは、「B」の「作業機能別分類」となります。

 よって、答えは、「B」となります。

 わからなければ、キーワードの暗記で凌ぎましょう。

設問4

 「4」の「会計上の取引を第一次的に分類集計する際に最も適切なもので、財務会計における費用の発生を基礎とする分類である。」は、大丈夫かと思います。

 上記の下線部分に着目すれば、多少わからなくても、選択肢から、「A」の「発生形態別分類」 の見当が付くかと思います。

 よって、答えは、「A」となります。

 繰り返しますが、わからなければ、キーワードの暗記で凌ぎましょう。

まとめとこたえ

 答えは…、

 

 …です。

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24回

 index

第1問:仕訳

 1問:有価証券・・・「ふつう」。

 2問:完成工事補償引当金・・・「ふつう」。

 3問:利益処分・・・「ふつう」。

 4問:減価償却・・・「ふつう」。

 5問:収益認識・・・「ふつう」。

第2問:文章問題

 1問:未成工事支出金・・・「ふつう」。

 2問:工事進行基準・・・「ふつう」。

 3問:社債償還・・・「ふつう」。

 4問:総合償却法・・・「難」。

第3問:計算問題

 部門費配分・・・「ふつう」。

第4問 個別問題

 1問:理論問題・・・「ふつう」。

 2問:工事別原価計算・・・「ふつう」。

第5問 総合問題

 精算表:設問1~3・・・「ふつう」。

 精算表:設問4~6・・・「ふつう」。

 精算表:設問7~10・・・「ふつう」。

PDF過去問の閲覧

 結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。

 

 当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。

 公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。

 PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。

 なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。

 とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。

 受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。

独学向け教材

 教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、

 簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。

 簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、

 過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。

 建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。

 ところで、電卓です。

 100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。

 高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。

 簿記2級では必須の高品質電卓と避けるべきペラペラ計算機

 左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。

 高品質な計算機

 考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。

建設業経理士2級のこまごましたもの

 建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。

 合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。

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