本問は、区分所有法‐規約についての問題です。難しいところはありません。きちんと勉強していれば、100%、取れる問題です。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
正しい記述です。
ガチの説明をすると、区分所有法第30条によると、「建物、敷地、付属施設の管理または使用に関する区分所有者相互間の事項」は、規約で定めることができます。
当該選択肢の「各専有部分に属する排水枝管」ですが、これは、「建物、敷地、付属施設の管理」に関することなので、たとえ、専有部分とはいえ、規約で定めることができます。
まあ、本問は、常識的に考えても、妥当と言えます。個々人が業者を呼ぶよりも、全部屋でまとめてドンで点検・補修をするほうがコストもかからないし合理的です。
マンション住まいの方なら、定期的に、配管掃除のために、業者が掃除をしに来るので、専有部分であっても、規約で、点検清掃が可能だとわかるかと思われます。
よって、選択肢の「1」は、「効力を有する」と相なります。
正しい記述です。
基本問題です。基本的には、「共用部分の持分割合は、専有部分の床面積の割合」ですが、これは、規約で別段の定めをすることができます。
常識的に見ても、「差異が少ない」のですから、持分割合を均等にしても、支障はないように思われます。
よって、選択肢の「2」は、「効力を有する」と相なります。
正しい記述です。
議決権は、基本的に、「共用部分の共有持分割合(つまり、専有部分の床面積の割合)」ですが、これは、規約で別段の定めをすることができます。
よって、選択肢の「3」は、「効力を有する」と相なります。
また、選択肢を見ても、過半数の普通決議は「1住戸1議席」にして、4分の3の重大系の決議では、「専有部分の床面積の割合」にしており、専有部分の床面積の多寡に配慮しているわけですから、この点でも、支障はないと思われます。
誤った記述です。
管理事務の報告は、強行規定であり、管理者の義務です。
選択肢いうような、規約で電子メールにしたり郵送で済ませることは、できません。
よって、選択肢の「4」は、「効力を有しない」と相なります。
「1」は「効力を有する」です。
「2」は「効力を有する」です。
「3」は「効力を有する」です。
「4」は「効力を有しない」です。
本問は、「効力を有しないものはどれか?」ですので…、
正解:4
…と相なります。
1問:民法‐代理・・・「ふつう」。
2問:民法‐先取特権・・・「ふつう」。
3問:民法‐債権者代位権・・・「ふつう」。
4問:民法‐弁済・・・「ふつう」。
5問:民法‐贈与・・・「ふつう」。
6問:民法‐賃借権・・・「ふつう」。
7問:標管委託契約書‐業務費・・・「ふつう」。
8問:標管委託契約書‐問合対応・・・「ふつう」。
9問:標管委託契約書‐出納会計・・・「ふつう」。
10問:時効・・・「ふつう」。
11問:少額訴訟・・・「ふつう」。
12問:標準管理規約‐会計・・・「ふつう」。
13問:標準管理規約‐役員・・・「ふつう」。
14問:会計・仕訳・・・「ふつう」。
15問:会計・仕訳・・・「ふつう」。
16問:税務・・・「ふつう」。
17問:建築基準法‐鉄筋コンクリ・・・「難」。
18問:建築基準法‐定義・・・「ふつう」。
19問:石綿・・・「ふつう」。
20問:給排水設備・・・「ふつう」。
21問:受水槽・・・「ふつう」。
22問:電気設備・・・「難」。
23問:非常用照明等・・・「ふつう」。
24問:エレベーター・・・「ふつう」。
25問:省エネ法・・・「ふつう」。
26問:調査検査・・・「難」。
27問:大規模修繕・・・「難」。
28問:給水設備・・・「ふつう」。
29問:区分所有法‐共用部分・・・「ふつう」。
30問:区分所有法‐管理組合法人・・・「ふつう」。
31問:標準管理規約‐議事録・・・「ふつう」。
32問:標準管理規約‐団地型・・・「難」。
33問:区分所有法‐規約・・・「ふつう」。
34問:標準管理規約‐管理組合・・・「ふつう」。
35問:区分所有法‐共有・・・「ふつう」。
36問:区分所有法‐団地・・・「ふつう」。
37問:区分所有法‐不法行為・・・「ふつう」。
38問:区分所有法‐債権・・・「ふつう」。
39問:判例問題・・・「ふつう」。
40問:アフターサービス・・・「ふつう」。
41問:瑕疵担保責任・・・「ふつう」。
42問:建替円滑化法・・・「ふつう」。
43問:個人情報保護法・・・「ふつう」。
44問:借地借家法・・・「ふつう」。
45問:宅建業法・・・「ふつう」。
46問:適正化法‐指針・・・「ふつう」。
47問:適正化法‐書面交付・・・「ふつう」。
48問:適正化法‐事務報告・・・「ふつう」。
49問:適正化法‐管理業務主任者・・・「ふつう」。
50問:適正化法‐業者義務・・・「ふつう」。
使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、
過去問には、「管理業務主任者 項目別過去7年問題集」を使えば、支障ありません。
予想問題集・模試問題集も、必要な状況です。「教材レビュー:管理業務主任者 予想問題集」を、参考にしてください。
民法が苦手で苦手で仕方のない人は、読書で凌ぎます。
お勧めの入門本は、「弁護士が教える分かりやすい「民法」の授業」と「民法はおもしろい」です。
苦手な人の多い「会計・仕訳問題」ですが、テキストの数ページで理解は不可能です。
時間があるなら、いっそのこと、簿記3級で勉強します。100%取れるようになります。簿記3級は、2週間あればマスターできます。
独学向けの教材は、テキストと問題集が一緒になった「スッキリわかる 日商簿記3級」で勉強すれば、まず間違いなく「1点」取れるようになります。
また、公式の過去問は、PDFで配布されています。過去問演習は、「タブレット」が便利です。もってない人は、受験を機に、アマゾンの「Fire HD」を推奨します。最優秀のコスパです。
管理業務主任者に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「管理業務主任者:ブログ記事」をばご参考ください。
★みんなとシェアする