30問‐管理業務主任者 H27過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、区分所有法‐管理組合法人についての問題です。難しいところはありません。テキストを精読し、過去問を解いていれば、穏当に取れます。

30問‐区分所有法‐管理組合法人

 

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 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、解答はこちら(数字のみ)です。

解説:1

 誤った記述です。

 確かに、管理組合法人になるには、「登記」が必要です。

 しかし、選択肢のように、設立登記だけで、自動的に「区分所有者のために原告又は被告となること」ができるわけではありません。

 「原告又は被告となる」には、「規約または集会の決議」が必要です

 よって、選択肢の「1」は、「誤」と相なります。

解説:2

 誤った記述です。

 選択肢のいうように、「規約又は集会の決議によって禁止されていないときに限り」、特定の行為を委任ができます。

 しかし、当該委任先は、規定がありません。誰でも可能です。たとえば、極端な例ですが、飲み友達でも可能です。んなもんで、選択肢の「配偶者又は1親等の親族のみ」が誤りとなります。

 よって、選択肢の「2」は、「誤」と相なります。

解説:3

 誤った記述です。よく出ます!

 たとえ、専有部分のすべてが1人に帰属するようになっても、“再び、売却等で、複数の区分所有者が登場することもあるので、管理組合法人は、解散しません。

 よって、選択肢の「3」は、「誤」と相なります。

 なお、管理組合法人の解散は…、

 建物の全部滅失。

 専有部分がなくなった。

 集会の決議。

 …です。併せて、憶えておきましょう。

解説:4

 正しい記述です。

 選択肢のように、管理組合法人と理事との利益が相反する場合は、『監事』が管理組合法人を代表します。

 これは強制規定というか、外形的に利益相反の場合に、常に適用されます。選択肢のいうように、たとえ契約内容・価格が適正であっても、『利益相反事項扱い』となります。人治ではなく法治なわけです。

 よって、選択肢の「4」は、「正」と相なります。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「正」です。

 本問は、「最も適切なものはどれか?」ですので…、

 正解:4

 …と相なります。

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H27過去問一覧

 1問:民法‐代理・・・「ふつう」。

 2問:民法‐先取特権・・・「ふつう」。

 3問:民法‐債権者代位権・・・「ふつう」。

 4問:民法‐弁済・・・「ふつう」。

 5問:民法‐贈与・・・「ふつう」。

 6問:民法‐賃借権・・・「ふつう」。

 7問:標管委託契約書‐業務費・・・「ふつう」。

 8問:標管委託契約書‐問合対応・・・「ふつう」。

 9問:標管委託契約書‐出納会計・・・「ふつう」。

 10問:時効・・・「ふつう」。

 11問:少額訴訟・・・「ふつう」。

 12問:標準管理規約‐会計・・・「ふつう」。

 13問:標準管理規約‐役員・・・「ふつう」。

 14問:会計・仕訳・・・「ふつう」。

 15問:会計・仕訳・・・「ふつう」。

 16問:税務・・・「ふつう」。

 17問:建築基準法‐鉄筋コンクリ・・・「難」。

 18問:建築基準法‐定義・・・「ふつう」。

 19問:石綿・・・「ふつう」。

 20問:給排水設備・・・「ふつう」。

 21問:受水槽・・・「ふつう」。

 22問:電気設備・・・「難」。

 23問:非常用照明等・・・「ふつう」。

 24問:エレベーター・・・「ふつう」。

 25問:省エネ法・・・「ふつう」。

 26問:調査検査・・・「難」。

 27問:大規模修繕・・・「難」。

 28問:給水設備・・・「ふつう」。

 29問:区分所有法‐共用部分・・・「ふつう」。

 30問:区分所有法‐管理組合法人・・・「ふつう」。

 31問:標準管理規約‐議事録・・・「ふつう」。

 32問:標準管理規約‐団地型・・・「難」。

 33問:区分所有法‐規約・・・「ふつう」。

 34問:標準管理規約‐管理組合・・・「ふつう」。

 35問:区分所有法‐共有・・・「ふつう」。

 36問:区分所有法‐団地・・・「ふつう」。

 37問:区分所有法‐不法行為・・・「ふつう」。

 38問:区分所有法‐債権・・・「ふつう」。

 39問:判例問題・・・「ふつう」。

 40問:アフターサービス・・・「ふつう」。

 41問:瑕疵担保責任・・・「ふつう」。

 42問:建替円滑化法・・・「ふつう」。

 43問:個人情報保護法・・・「ふつう」。

 44問:借地借家法・・・「ふつう」。

 45問:宅建業法・・・「ふつう」。

 46問:適正化法‐指針・・・「ふつう」。

 47問:適正化法‐書面交付・・・「ふつう」。

 48問:適正化法‐事務報告・・・「ふつう」。

 49問:適正化法‐管理業務主任者・・・「ふつう」。

 50問:適正化法‐業者義務・・・「ふつう」。

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、

 テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、

 過去問には、「管理業務主任者 項目別過去7年問題集」を使えば、支障ありません。

 予想問題集・模試問題集も、必要な状況です。「教材レビュー:管理業務主任者 予想問題集」を、参考にしてください。

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会計・仕訳問題

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管理業務主任者のこまごましたもの

 管理業務主任者に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は、「管理業務主任者:ブログ記事」をばご参考ください。

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