おまけ:元「3重苦」からのお便り

「3重苦でも、基本情報技術者に合格できました!!」というお便りを頂きました。このぺージは、皆さんのメールへの返信に当たって思った アレコレです。オキテメールはコチラまで。

サソ
・合格できました、という中身のメール

基本情報技術者についての記事をアップして、半年以上たちました。結構な数のお便りを頂きました。

お便りには、以下の趣旨の内容が多かったです。

テキストや問題集中心の勉強から、サンプルプログラムを「騙されたと思って」打ち込む練習にシフトしてみた。

すると、なぜだか前よりも、午後問題が解けるようになり、ギリギリのところで本試験に合格できた、と。

中高齢・文系・ド素人でも、と。

個人的には、おめでとうという気持ちよりも、「でしょ、でしょ、でしょ」という親近感・同族意識を持ってしまいました。

基本情報技術者の午後問題を、「勉強」できない人は、実際にプログラムを模倣しながらでないと、テキストの内容に近づくことさえできないよね、という気持ちです。

理解、とかそういう高尚な次元でなく、ひたすら、わからない状態ナンデスヨという状態から、ともに脱出できた同志ともいえる、連帯感 を味わったのでした。

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1年間、2回目で合格

頂いたメールには、2回目で合格できたという人が多かったです。

わたくしも2回目の受験で(放棄の回を加えたら、3回ですが^^;)合格できました。

1回目の受験でポンッと合格できたという人はおらず、マジメにやって2回受験して合格という人が多くございました。

なかには勉強時間:700時間という方もおられ、努力が結果に結びついてよかったねぇとひとり、感涙の涙に明け暮れたのでございます。

基本情報技術者の挫折を憶えるものにしては、、、

「努力はしますが、何をどうしたらいいのかわからない」という努力の方向性・風向きが皆目わからない状態が多かったものでございました。

3重苦の方にとって、多少なりとも努力の方向性を与えることができて、何よりである、と自画自賛しているわたくしでございます。

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・基本情報技術者の午後は技能試験

思ったことは、基本情報技術者という試験は、技能試験の面が強いということです。

午前は、過去問を何回も繰り返せば、必ずできるようになります。

しかし、午後問題は、そうはいきません。

基本情報技術者試験は、マークシート方式の試験なので一見すると、ペーパーテストのように見えます。

そのため、特に、よくわからない「3重苦」の人は、ペーパーテスト型の勉強をしてしまいます。

わたくし自身の試験経験を振り返ると、1回目の受験勉強は、あきらかにペーパーテスト型の勉強をしていました。

そう、たとえば、テキストができるようになる、理解できるようになる。

そう、たとえば、問題集・過去問ができるようになる。

上記のように、テキスト・問題集・過去問のマスターを念頭に入れてお勉強を続けていたナァと思いました。

2回目の受験のときは、その他のページでもいいましたように、サンプルプログラムをメモ帳に打つ練習時間をたくさんとりました。

プログラムの練習をメインにして、テキストや過去問をさらっとおさらい・確認をしていました。

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・基本情報技術者−車庫入れ理屈

基本情報技術者試験の午後対策を、ひと言でいえば「車庫入れ」と申したく存じます。

どんな優秀な解説書があろうとも、実際にやってみなければ、どうあがこうとも、進まないないというわけでございます。

車庫入れの説明を受けて、あなたはスグに車庫入れができるでしょうか?

ということを、脳みその片隅において欲しく存じます。

いくら優秀な教習員がいて、いくらあなたが「3日でできる車庫入れ」を目を皿にして熟読しても、それだけでは、車庫入れは上達しないでしょう。

車庫入れを上達しようとすれば、やはり車に乗って、、、

バンパーを削りながら、コンクリートのカケラを撒き散らしながら、耳を劈く異音と戦いながら、泣きそうな旦那の顔を無視しながら、怯えた子供の視線を気にしながら、請求書の額を気にしつつ、車庫入れ の実践をしなければならないという、、、

至極シンプルな法則にたどり着くはずです。

基本情報技術者の午後試験も、車庫入れに近いものがあると思う次第でございます。

基本情報技術者とは工業界・商業界で「プログラム」を生産する技術者の育成試験です。

プログラムを創るのですから、やはり、多少のプログラムのトレーニングは必要だろうと考えるからです。

サンプルプログラムの練習は、非効率的で原始的な勉強だと思います。

要は、さらっとアルゴリズムやプログラムの内容がアタマの中に通過できて理解できる人ならいいんですよ、こんな練習をしなくても。

ただ、できないなら、できるように練習しなければいけないわけでして、車庫入れの要領の通り、何度もやってみるしかできるようにはならないと思いました。

そのための訓練期間が、3重苦人には「1年」という時間なのだと思います。

訓練というもは、必ず、時間を費やすものです。

もちろん、1回で合格できるのがベストです。

が、「できない人」、特に3重苦の人は、訓練期間を過ぎた「2回目からが、ホンマの試験である。」とココロ新たにして挑戦して欲しく存じます。

サンプルプログラム練習は、わけわかりませんし、やればやるほど新しいことが出てきます。

とはいえ、このような練習をしていくと、サンプルプログラムはわからずとも試験問題は解けるようになっているものでございます。

わたくしを含めて、問題は解けるようになっていましたという意見が多くございました。

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・「3重苦だからわかりません!!」と、

最も不幸で、非効率的な活動は、ポイントがずれてしまった主体的な学習です。

本人は非常にやる気と決意を持ってお勉強の臨んでいるのに、ウマクいく道筋からズレているという状態です。

犬にキャットフードをあげるトンチンカンさです。

シーチキンをささみフライといっしょに食べる、不可思議さです。

自分が3重苦人だなぁ、と思ったら、焦らず、怠らず、たゆまず「1年」という練習期間を見ておいてくださいませ。

下手にアセって、ペーパーテスト型のお勉強を一生懸命やっても、効は少ないことと存じます。

3重苦なのですから、、、

わからなくて当然なのです。ですから、、、

いい開き直りをして、じっくり取り組んでください。

できないのに、できるように行動しなければならないときに、人は劣等感を持つのでございます。

よいお勉強と、よい時間、よい人生を。

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