基本情報技術者合格体験記

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 基本情報技術者を独学で突破した合格体験記です。一度、申し込みはしたのですが、あまりのわけのわからなさに棄権したことがあります。そのときの苦い思いを胸に2回の受験で合格にたどり着きました。

 基本情報技術者の合格体験記です。基本情報技術者は、テキスト・問題集での学習以上に、パソコンのソフトやハード関係の書籍やプログラムの入門書をたくさん読んで合格した実感があります。

データ的なこと

・受験回数/2回。運良く、滑り込めました。

・受験勉強期間/1年。(実質勉強期間は通算で10ヶ月弱。)

・春期(1回目の受験)の使用テキスト・問題集/1週間でわかる集中ゼミ:午前編(日本経済新聞社)、1週間でわかる集中ゼミ:午後編(日本経済新聞社)、基本情報午前-完全合格教本(新星出版)、基本情報午後-完全合格教本(新星出版)、基本情報午前-問題と解説(新星出版)、基本情報午後-問題と解説(新星出版)、らくらく突破 CSALⅡ(技術評論社)、基本情報技術者過去問題集(技術評論社)の計8冊。

・秋期(2回目の受験)の使用テキスト・問題集/1週間でわかる集中ゼミ:午前編(日本経済新聞社)、らくらく突破 CSALⅡ(技術評論社)、基本情報技術者過去問題集(技術評論社)の3冊。

・模試/ 05年度春期の本試験が、結果的な模試となる。

・予算/受験料が2回分の10,000円弱。テキスト・問題集代が12,000円弱?。過去問が1,780円。プログラムの CSALⅡの問題集が2,500円 。予算的には合計26,000円位です。


 ※ ただ、パソコン関係の書籍を多数購入したので、実質的にはもっと費用がかかっています。ま、書籍代は水代みたいなものですから、気にしないで良いかと思います。つーか、ぶっちゃけ、読まないと受かりません。

 ※ 上記には書いていませんが、“結局”使わなかったテキスト・問題集もあります。それは、「らくらく突破 COBOL」(技術評論社)と、「基本情報技術者 オリジナル模擬問題集」(秀和システム)です。

 試験勉強の序盤の際、情報が錯綜していて、誰かが「プログラムの問題には2言語が必要」と言っていたのです。だから、CASLとCOBOLのテキストを買ったのですが、CASLⅡで手一杯でCOBOLは手付かずでした。逆を言うなら、CASLだけで合格できたという塩梅でして、仕事には、言語は2つ以上要るでしょうが、合格には、2言語も要りません。

 模擬問題集も買っておいたのですが、試験勉強の実際では、過去問だけで手いっぱいで、最終的には全く手付かずでした。

使用テキスト・問題集の総評

 春期(1回目の受験)の際は、テキストと問題集の冊数は多かったのですが、秋期(2回目の受験)のときは、使用したテキストや問題集は、かなり絞り込まれて、少なくなっていました。

 端的に言うと、「基本情報技術者という試験」においては、テキストや問題集は、過去問ができるようになれば、無用となるという次第です。

 つまりは、文系の資格によくあるように、テキストを金科玉条に取り扱って、精読と多読を幾多も施す必要はない、という寸法です。

 2回目の秋期の試験勉強では、プログラムの書籍と過去問が勉強のメインで、他は参考や参照という形でしか使いませんでした。

 まずは、「過去問」の突破を念頭に、学習を進めていきましょう。

 過去問ができるようになった秋期には、ほとんどテキストを使っていませんでしたから。

 もう一度言いますが、「まずは、過去問の突破から」です。

基本情報技術者のド素人向け名本

 福嶋宏訓著の「1週間でわかる集中ゼミ」シリーズは、ド素人向けに最適だと思います。

 基数演算ができるようになったのは、他でもない「1週間でわかる集中ゼミ」でした。

 文系・中高齢・パソコンのド素人さんには、福島さんの「1週間でわかる集中ゼミ」を強くオススメします。

 なお、福島さんには「合格教本」というシリーズもありますが、このシリーズは他のテキストと遜色がないので、絶対的にオススメというわけではありません。

 また、上記に記したのですが、福島著の「基本情報午前-問題と解説(新星出版)」と「基本情報午後-問題と解説(新星出版)」は、春期のときには使いましたが、秋期になるとほとんど使いませんでした。

 この2冊の問題集は、過去問が解けない状態のときに使用して、実力の涵養を図りましょう。

 試験勉強の序盤は、「1週間でわかる集中ゼミ」シリーズで進めて行き、ある程度進めば、適当に(自分の現状とレベルに応じて)他のテキストに当たっていけばよいでしょう。

 過去問「基本情報技術者過去問題集(技術評論社)」は、解説が豊富で、図や絵もたくさんあって、ド素人にも「わかる」内容です。技術評論社の過去問でなかったなら、合格できなかったことでしょう。

 良質の過去問だと思います。買うのに迷ったら、技術評論社でOKかと。特にド素人さんには、オススメです。

 また、プログラムの問題には、春期・秋期の2回とも「らくらく突破 CSALⅡ(技術評論社)」を利用しました。

 ぶっちゃけ、プログラムのテキストは市販数が少なくて、これといったものは「らくらく突破シリーズ」しかありませんでした。ま、定番?なので、これでいいのではないでしょうか。

 これ1冊で、プログラムのCASLⅡは得点源になり、滑り込み合格に大いに貢献してくれました。

基本情報技術者の受験を振り返って

 基本情報技術者は2回目の受験で何とか受かりました。

 一言言えば、運が良かったです。そして、まだ頭(脳みそ)が硬直する前に受験・合格できたのはラッキーだったと思います。

 合格後の現在、情報処理については、ワケわからない状態から一歩抜け出したくらいのレベルです。

 それでも、合格の紙切れを手にしただけで、「何だかわかりそうだなー」とか「まあ、何とかできるだろう」とか、「まあ、いい解説本があればどうにかなる」てな、妙な自信が付いたのも事実です。

 中高年・文系・ド素人が基本情報技術者に合格する意味は、パソコンを深く楽しむための基礎工事なのかもしれません。

 ひとつの点が集まって、線になる喜びを。

 学ぶ楽しさとは、そういうことなのかもしれません。まあ、試験勉強の間は、心底イヤンでウンザリなんですけどね。

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