・午後問題の独学で突破するには ・流れ図について 中年・文系・ド素人が一番困るのは、まず「流れ図」の読み方がわからないということでしょうか?(経験者は語るry) テキストにも流れ図の読み方が載っていますが、3重苦の人にはそれだけでは理解できないと思います。分量が少なすぎます。 流れ図については、「情報処理技術者試験のためのやさしい「流れ図」の書き方 」などのような基本的な書籍を一冊見ておくと、後々楽になります。 テキストだけを読んでピンとこなければ、パソコン書籍の雑書読書をしてください。プログラムでもアルゴリズムでも流れ図はでてくるので、押えていた方が得です。 午後の中でも基本となり、範囲も多く被るのが流れ図の勉強です。「お値打ち感」のある勉強だったと思います。 −−−−−−−−−−−−−−− ・アルゴリズムについて 3重苦の人にとっては、アルゴリズムの勉強が一番きついと思います。 アルゴリズムの理解は一朝一夕ではできません。 ですから、これだけは肝に銘じてください。 無理やり理解しようとしたり、憶えようとしないことです。 そう。。。つまらないことを延々としないことです。イヤになるだけです。 −−−−−−−−−−−−−−− ・アルゴリズムは楽しく えらそうにいうわたくしですが、アルゴリズムは基本的なことしかできない状態で試験に臨みました。 テキストに載っている応用アルゴリズムのニュートン法やらシンプソン則、画像の拡大縮小などは一度も見ないうちに試験に臨みましたが、なんとか合格ラインには滑り込むことができました。 できていたのは、バブルソートなど、基本的なソートばかりでした。 それでも、2回目の受験で合格ラインに滑り込めたのは、1回目の「ごり押しベンキョ」を反省して、楽しくやろうと決めたからです。 −−−−−−−−−−−−−−− ・アルゴリズムはこどもの勉強方法で 基本情報技術者でのアルゴリズムの範囲は、ソートが多いと思います。中年・文系・ド素人さんは、真面目にテキストだけを用いてアタマの中で、つくえの前だけでこなそうとします。 100%間違いです。 おもしろいですか? つまらんでしょう。徹頭徹尾つまらないと思います。 ソートは並び替えなのですから、実際、カードを作るなりトランプで代用するなりして、「手に触れる形で、具体的な」作業を積み上げない限り開眼できません。 3重苦のアルゴリズムの勉強に必要なのは、イメージと感触です。 アルゴリズムの理解は、開眼に似ています。 開眼とは、「あーそういうことかいな」くらいなんですが、この閃きがこないとしっくりこないんです。 「手で数字のカードを動かし、変化する数値をトレースする」 アルゴリズムの学習で欠かさずやりだしたことです。単にアタマの中・机上の作業だけでは、理解は遅いと思います。とくに3重苦人はw −−−−−−−−−−−−−−− ・こどもの勉強方法がラク カードを使うなど、小学生の算数の授業のような進め方が一番、アルゴリズムを独習する最適な勉強方法だと思います。 福嶋さんのゼミ本には、りんごカードがついていますのでそれを基本的なソートに使いましょう。他のテキストでもカードを使うことをオススメします。 とにかく、具体的な形のあるものを使って作業することをわすれないようにしてください。 −−−−−−−−−−−−−−− ・こどもの勉強方法は短時間 こどもの算数の勉強方法に倣うのが、3重苦のアルゴリズム勉強方法ですから、勉強時間もこどものそれに倣いましょう。 勉強時間は30分ほどでしょう。 うんうんと唸りながら、1時間もやっとれんですね。 毎日、テキストを見ながらカードを使って、ソートを繰り返します。 30分たっても、ピンとこなければやめます。 それでいいと思います。 先ほど「ひらめき」といいましたが、脳の回路?にうまくスイッチが入らないとホント、理解できません。 いつか、ひらめきが起きるだろうと思って、短時間・多回数の作業を行っていけば、ひょっこり理解できます。 カードを手で動かし、アタマでイメージを書くように続けていたら、3重苦でも基本的なアルゴリズムはマスターできると思います。 −−−−−−−−−−−−−−− ・プログラムはCASLU 3重苦の人にオススメするプログラムは、CASLUです。3重苦でも得点源にすることができるので、合格には一番、CASLUが近いでしょう。 −−−−−−−−−−−−−−− ・プログラムの練習はサンプルプログラム方式 CASLUは実務ではつかえない架空の言語です。それでも、プログラムであることには、違いはありません。 ですから、CASLUの学習に当たっても、できるだけアタマの中・机上の作業にするのは避けてください。 プログラムの勉強に当たって、3重苦の人が努力できることに「サンプルプログラム打ち込み練習」があります。 「JAVAやCのプログラムを打ってみよう!」ということです。 わたくしの経験談でアレですが、1回目はテキスト・机上の作業がメインで不合格でした。問題がさっぱりわかりませんでした。 2回目は、「サンプルプログラム」をたくさん打ち込んで試験に臨んだところ、CASLUのプログラム問題ではほとんど正解できました。 しかも、2回目のベンキョは1回目のテキスト・机上の作業よりも、はるかにラクで達成感のありました。 サンプルプログラム打ち込み練習はラクです。本当に、単にサンプルプログラムをメモ帳に打ち込むだけですから。 それだけの作業を毎日やっていると、あんなにワケわからなかったCASLUも不思議に解けるようになっていました。 簡単やん、と思うほどになってました。 テキストや過去問をやってみて、チンプンカンプンな3重苦人はテキスト・過去問戦線から撤退して、サンプルプログラムで経験をためてください。 −−−−−−−−−−−−−−− ・データベース データベースは、実際にアクセスなどのデータベースソフトを使ってデータベースを作れば即効で理解できるようになりますよ。 アクセス入門本を見ながら、データベースを作る練習をすればスグにできるようになります。 ソフトがないという人は、これを機に買うなり、フリーソフトを探すなり、アレでアレするなりしてください。 それでも、机上の作業だけでもデータベースは点数できる科目なので、パソコン書籍のデータベース本や該当記事があればじっくり読むなどの作業でなんとか、解答できるのではないでしょうか? −−−−−−−−−−−−−−− ・プログラム設計−外部設計・内部設計 外部設計・内部設計は午前の知識で十分対応可能です。 午前のテキスト、午後のテキストを行ったりきたりして過去問を解いていれば解けるようになるでしょう。 −−−−−−−−−−−−−−− ・システム開発 ん・・・テキストを読む、パソコン書籍を読みまくるくらいが対策でしょうか? 慣れですね。努力で何とかなるというものではないでしょう。 実感としては、解答できるようになるかどうかは、パソコン書籍を読んだ量に比例すると思います。 たくさん読んだ暁には解けるようになっていた、わけです。パソコンの世界の考え方に慣れたといいますか、慣れたら問題自体は簡単になってるはずです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・605点で滑り込んだ方法 午後の独学での突破方法は、以上のとおりです。なんだか、抽象過ぎる「ひらめき」やら「慣れ」というコトバを多用したので、いまいちピンと来ない人もいるかと思います。 基本情報技術者で印象深い一文があります。わたくしが利用したテキストに載っていた記憶があります。 「基本情報技術者のカリキュラムは、どんなテキストよりもぶ厚い」と。 試験範囲や内容といった基本情報技術者試験のカリキュラムの説明でさえ、テキストの分量を越えているとwww 笑いましたwwwドンだけ多いねんwww 思ったことは、基本情報技術者の市販されているテキストというのは、3重苦人にとっては、それだけでは不十分すぎるというわけです。 テキスト・問題集だけでは合格できる勉強量ではないとwww 中年・文系・ド素人は、目の前のテキストや問題集をやれば何とか合格できる!と思うでしょうが、できませんw テキストや問題集の触れ込みに「シンプル!」「まとめた」「コンパクト」という表現がされていると思います。 「シンプル!」「まとめた」「コンパクト」にしないと、辞書並の太さになるのでしょう。あながち誇大広告でもありませんよ。 3重苦の人は、ほんとは辞書並みの厚さのあるテキストのほうがいいのですが、辞書だと、まず売れないでしょうから、理系様方向けのコンパクトにまとめられた、純度の高いテキストを使わざるを得なくなります。 3重苦の人の午後対策は、どんなテキストや問題集を使うかというよりも、どれだけ「本を読み」、「具体的なことを積み上げたか」に掛かってくると思います。 3重苦の人の基本情報技術者の勉強は、、、 ・たくさんのパソコンの本を読みましょう。 この5つの点に絞れると思います。その他の午後の問題はなんとか解けるようになりますから、結果、合格点には滑り込めると思います。 独学には決まりがありません。 自分の好きなようにやればいいです。おもしろいようにやればいいです。 基本情報技術者の午後対策は、おもしろくやる!というのをモットーにベンキョを進めて下さい。実際、午後の学習は午前のそれよりはるかにおもしろいんですから、もったいないです。 アルゴリズムへのひらめきや問題の意図の把握時、プログラム作成の意図がつかめたときなどは、快感ですな。 アタマに過酷な作業を強いる「オトナの勉強」の罠に陥らないように^^ 「コドモの勉強」に倣い、遊びながらやりましょう。 ポイントは先ほど述べたように、短時間・多回数です。遊びの感覚を持ち込めば、根気よく続けられます。 アタマで考えていては、追いつきません。必ず時間が足りなくなります。 プログラムが動く喜び、脳内回路が開通する喜びを、午後試験を通して味わってください。 「あれ?!〇〇って意外におもしろいじゃん!!」と思うようになれば、脳内回路が開通した証拠。そうなれば、ほぼ、試験に合格できますよん。
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