本問は『理論問題』の問題。引当金の設定基準が問われています。簿記を勉強した人なら何とか解けますが、そうでない人(建設業経理士だけ勉強した人)は、厳しいかもです。まあ解けなくても他で点を確保できるので、できる問題だけに尽力しましょう。
◇問題◇
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結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
まあ、正直なことを言うと、2~3個正解できていたらいいです。
例年、理論問題は、確答が難しいので少しくらい落としてもいいです。
「1」には、「H 将来」が入ります。
たとえば、貸倒引当金を考えてみましょう。
売掛金が“将来的に”支払われない可能性がある(つまり、貸倒損失になる)から、貸倒引当金を設定するわけですね。
「2」には、「E 当期以前」が入ります。
貸倒引当金ですが、当期なり前期なり前々期なりの債権に計上しますね。
前期・前々期以前の売掛金が支払われなくて、当期まで残っている可能性は、多分にありますよね。
「3」には、「L 可能」が入ります。これは、何とか解けたかと思います。
問いの後ろには、「性」とあるので、これにシックリくるものを探すなら、“可能”性ですよね~。
「4」には、「N 高」が入ります。
可能性が“高い”ものに、つまり、起きそうなものに、引当金を計上しますね。
起きそうにないことに、引当金を計上しても無駄ですしね。
「5」には、「D 見積り」が入ります。
“こういうもの”なんで仕方ないですね。
「C 検証」でも、日本語的に間違ってないですし。できなくていいです。
「6」には、「Q 合理」が入ります。
これも、“こういうもの”です。
「R 客観」でも、悪くないんですが、原文(企業会計原則)がこうなっているので、こう答えるしかないです。
答えは…、
…です。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級
」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級
」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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