本問は『社債の償還』の文章問題。第37回試験の第2問‐文章問題の1問目。仕訳で考えるとすぐです。
◇問題◇
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結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
ところで、「借方」は「左がわ」で、助手席の方です。
対して、「貸方」は「右がわ」で、運転席の方です。
まずは、社債の買い入れ額を計算しましょう。
問題文には、「社債¥10,000,000 を額面¥100 につき¥99.6 で買入償還」とあります。
「10,000,000*99.6/100」で「9,960,000」で買い入れたことになります。
端数利息は、ご丁寧にも問題文に、「端数利息¥60,000 」とあります。(過去に端数利息を計算させた問題があったので、必ず、テキストで確認しておきましょう。)
よって、支払った額は、「9,960,000+60,000」で「10,020,000」となります。
仕訳で考えましょう。
¥10,000,000の社債を償還したわけです。
「負債の減少」で…、
借方:社債 10,000,000
…となります。
先に見たように、端数利息\60,000でした。
「費用の認識」なんで…、
借方:社債利息 60,000
…くらいの仕訳が切られます。
んで、先に計算した支払額は、現金で\10,020,000です。
「資産の減少」なんで…、
貸方:現金 10,020,000
…となります。
仕訳をまとめると…、
借方:社債 10,000,000
借方:社債利息 60,000
貸方:現金 10,020,000
…となります。
貸借の差額は、「10,060,000-10,020,000」の「40,000」です。
貸方残なので、これが、問題が問うている社債償還益となります。
答えは…、
…です。
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級
」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級
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建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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