独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

味加減はさじ加減

味加減はさじ加減でございます。
一杯・二杯のさじ加減でお料理は引き立つものでございます。
隠し味も、さじ加減でございます。
カレーに、シチュウにお味噌や醤油を入れると、ぐっと風味が増すものでございます。
人生の妙味も、さじ加減でございます。
スプーンの加減で、人生模様は変わるものでございます。
この世には、さまざまなお料理があるものでございます。
殿方は、味も素っ気もない玄米かもしれません。
奥方は、あぶっらこい霜降りステーキかもしれません。
上司や取引先は、バタータップリのおフランス料理かもしれません。
すべて、これ、お料理なのでございます。
すべて、これ、注文していないお料理なのでございます。
しかし、食べなければならないものでございます。
わたくしたちは、そのお料理群に小さじ一杯の、、、
お塩やお砂糖を入れるくらいが関の山でございます。
そう思うと、肩の荷が軽くなるものでございます。
ときには、クソぶっかけたくなる野郎に出会うこともございましょう。
そのときは、おミソで代用しましょう、ということでございます。

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味加減-お味噌

大切なのは、加減でございます。
加えたり減らしたりするのは、慣れれば誰にでもできるものでございます。
しかし、難しいのは、全く考えもよらないものを、新しく加えることでございます。
新しく何かをするのは、怖いものでございます。
当然でございます。
アップルパイにお味噌を入れてみたらどうでせう?
と思って、煮詰めたリンゴに八町味噌を入れるのは、恐ろしいことでございます。せめて、白味噌にすべきなのでございます。
味噌を入れると、明らかに、まずくなったアップルパイを食することになりましょう。
しかし、言い換えれば、失敗というものは、まずいものを食べるだけで済むものでございます。
発見を得るためには、まずい失敗作を食べていくことしかないのでございます。
お味噌は、合う合わないの差が激しいのでございます。
あわないものは徹底して、まずくなり、
あうものは、一変するほどのおいしさをもたらすのでございます。
たとえば、お味噌は、トマト料理に相性が良いものでございます。
スーパーで100円で売っているミートソースやトマトソースに、お湯で溶いたお味噌を入れて温めます。
それだけの手間で、全く風味の違うお料理になるのでございます。
またもや、ずぼらな奥方様に天の助けを提供したかと思うとぞっとするものでございます。
誰に教えられたものでなく、意外な発見を自分で見つけたときこそ、その瞬間がものを好きになるキッカケになるのでございます。

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味加減-しょうゆ

大切なのは、加減でございます。
奥方のどんなにすばらしいお料理でも、調味料で台無しにすることができるのでございます。
奥方のどんなにまずいお料理でも、調味料でおいしくすることができるのでございます。
奥方の料理を嘆いてはいけないのでございます。
奥方の料理を、アレコレ考えてもいけないのでございます。
アレコレ考え、意見を述べることができるのは、この世にただ独り、海原雄山先生のみでございます。
奥方の料理は、どうにもならないものでございます。
作ってしまったものは仕方がないのでございます。
ですから、醤油を、そっと小皿に入れればいいのでございます。
「おい、醤油!」
などと奥方に申してはなりません。
天罰が下ります。
「おいしいよ」と言って、
そっと醤油をかけるのが、夫婦関係の油さしなのでございます。

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