資格商法や資格詐欺に対して、大事なことは、「儲けようとして、儲けさせてはいけない」という商売のオキテを思い出すことだと思います。
これらは、今では下火ですが、まだまだ、まだまだ、横行している手口です。
要は、「この資格を取ると、仕事を斡旋する、月10万以上はかたい」という触れ込みで申し込みをさせて、数十万のテキストやDVDが送られてくるといった塩梅で、当然、当該資格の履修が終わっても、仕事の斡旋はほとんどない、という次第です。
弁護士ですら廃業し、公認会計士でさえ実務経験が積めずに一般企業に勤める昨今、『儲かる資格』など「ない」です。
正直、儲かるじゃねえよ、です。
みんな真面目に仕事をして、対価を頂いているわけで、「儲かる」云々でやってねえよという次第です。
「儲かる資格があるよ」という話が来たら、「あ、キタな」くらいの心構えが大事です。
資格商法に引っかからないためには、「知らない資格は取らない」ことです。
ハッキリ言って、誰も知らない資格をとっても、面接で説明する手間がかかるだけです。
履歴書に書いても、面接官は見向きもしないどころか、逆に、突っ込んだ質問が飛んできて右往左往することなど、枚挙に暇がありません。
かいつまんで当該資格について説明できなかったら、説明能力が低いと見なされて心証は悪くなるし、きちんと説明しても「フーン」で終わることが多々で、これまた、興味喚起ができない低い説明能力とされて、踏んだり蹴ったりとなります。
知名度のある資格でも、それをPRしたり武器にしたりするには、それなりの準備と意図とを併せ持っていなければなりません。
知られていない資格など、墓穴を掘ることの方が多いくらいです。
なら、資格商法や資格詐欺がよく使うPC何たら資格や医療○○資格、美容ホニャララ資格など、百害あって一利なしと、白眼視するのが一番と相なります。
「今人気のある資格!」も、虻蜂取らずの枝垂れ柳です。
人気のある資格とは、「宅建」のように、老若男女が年20万人受けて、本屋の棚なり一角がその資格のテキスト・問題集で占められていて、「人気がある」といえるのです。
広告、DM、電話、メール、メールマガジン、無料セミナー等々で人気!!などと称される資格は、「そう演出している」だけです。
ハッキリ言って、面接官は、会社の業務以外の資格について知りませんし、興味もありません。
人気があっても、今流行でも、おそらく、面接官はその資格の実情など、知りもしません。
世の中の8割の人は、税理士と公認会計士の区別が付きません。
資格の知名度など、その程度です。
結局、人間は、やったことしか評価されません。
「人気のある資格」など、取ったところで「やったことにならない」ので、放置するのが一番です。
2015年10月8日 9:29 PM
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端的に言うと、「難化傾向に入った試験は、今後も難化を続ける」ので、もう難しくはならないだろう的な、安...続きを見る