ハローワークに登録されている資格のうち、74%の資格には、実質的に求人はない。ゼロである。資格を取ろうと思うなら、この数字と割合を念頭に、吟味すべきである。
| カテゴリー: 資格の就職・転職事情 | Tags: 資格
現在、資格は、国家資格と公的資格、有象無象にある民間資格を合わせて、「2,000個」ほどあると言われている。
しかし、ハローワークのデータには、今のところ、「1,185個」の資格しか登録されていない。(2014年度7月中旬調べ。)
つまり、今ある資格のうち、40%の資格は、ハローワークにすら認識されていない知名度なのである。
ハローワークに登録されている資格のうち、56%にあたる、515資格は、求人が「ゼロ」である。
資格の半分は、求人が『ゼロ』なのである。すなわち、「ない」のである。
全資格数は「1,185個」だから、引き算をすれば、「620資格」にしか、求人がないことになる。
しかし、まだ安心はできない。
先の、求人がある「620資格」のうち、求人数が1件しかない資格は「127資格」で、2件は「61資格」で、3件は「39資格」であった。
「全国で1人~3人」なのだから、そういう資格は、『実質的に求人はない』と言って過言ではない。
そうすると、「127+61+39」の「227資格」には、「求人が実質ゼロ」となる。
「620資格」には、一応求人はあるも、先の「227資格」を引けば、「約400資格」にしか、求人がないのである。
現実的に考えてみる。求人の件数が、コンスタントに「10件ある資格」を、「求人のある資格」とする。
調べてみると、10件以上の求人がある資格は、1,185資格のうち、「314個」しかないのである。
現実的に見れば、「26%」の資格にしか、有効な求人がないのである。
要は、「74%」の資格には、求人がないのである。
資格資格というけれど、資格の4つに1つは、求人はゼロだ。
「資格があれば安心」というのは、業界の広告である。就職や転職目的で資格を取ろうとするなら、「74%はゼロ」という数字は、憶えておいていい。
資格の4つに1つは、求人がゼロだ。ハズレを引く可能性は限りなく大きい。取る資格は、しっかり吟味するのをオススメする。
2014年10月21日 1:00 PM
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