第2種電気工事士の技能試験ほど、『時間との戦い』もない。作業ごと・練習ごとに時間を計ってダメ出しや改善点を探す。
第2種電気工事士の技能試験の勉強方法のうち、絶対に必要な作業が「時間を計る」ことです。
スマホの標準機能でも、100円ショップのストップウッチでも、PCのフリーソフトでもタブレットのアプリでも、何でも構いません。
技能試験で何かやるときは、とにかく、時間を計ります。
候補問題を解くときはいうまでもなく、器具・部品の組み立ての練習においても、常に時間を計ります。
ここをはしょっては絶対にいけません。
最初のうちは、のんべんだらりと作っても構いません。
右も左もわからないのに、急いだって仕方がないからです。
しかし、3日もしたら、時間を計らずして、練習したり勉強したりしてはいけません。
時間の計測を、絶対にやらないといけないのは、「試験時間が40分」しかないからです。
第2種電気工事士の技能試験は、試験時間が『1時間』もあれば、余裕の試験なのです。
逆に言うと、第2種電気工事士の技能試験が厄介なのは、試験時間が『40分』しかないからです。
「40分」で済ますためには、1個1個の作業にかかる時間を、“徹底して”短くしないといけないのです。
正直、技能試験でやることは、時間があれば誰だってできる内容です。
要は、測って切ってくっ付けるだけの話であり、ミニ四駆をいじる小学生なら可能でしょう。
しかし、先も言ったように、「40分」で、諸々の施工条件を正確に体現するとなると、「大人」の出番と相なる次第です。
時間を計っていないと、どこで時間を食っているか、わかりません。
「うまくできている」と思っていても、いざ、時間を計ってみると、テキストで指示される目標タイムを、大幅に超過していた、なんてことは多々あるのです。
わたしの場合だと、ランプレセプタクルの輪作りが、練習の甲斐あって漸くできるようになったなーと思って、時間を計ってみたら、3分もかかっていて、目標タイムの「90秒」を3倍強も上回っていて仰天したものです。
自分では早くできていた、“つもり”だったのです。
で、どこがいけないのか、どこでとちっているのか、お手本はどうやっているのか、ムダな作業はないのか云々と、『ダメ出し』のきっかけとなった次第で、最終的には、確実に目標タイムでできるようになった寸法です。
候補問題も同様の次第です。
おおむね「30分」前後で完成できるようになるには、常に時間を計って、作業のムダ出しや手間のかかるところを発見して集中練習しないと、到底無理です。
また、「時間を計る」と、自分のどうしても苦手なところが、明白になります。
ゆえに、「オレはここダメなんだ、じゃあどこで時間を捻出しようか?」などと、時間を食うところのカバーの方法を考えられるのです。
わたしは、数ある資格試験を受けてきましたが、第2種電気工事士の技能試験ほど、『時間との戦い』を肌でビリビリするほど感じた試験もありません。
「できる」だけではダメなのが技能試験です。
「早く、確実に、できないといけない」のが技能試験です。
このあたりの事情にはやく精通して、ストップウオッチで時間を計って練習に勤しんでください。
2015年6月25日 7:18 PM
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