独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

試験勉強とは、反射神経のトレーニング

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

試験勉強とは、反射神経のトレーニングです。

問題を解くのが、ものすごく早い人がいます。わたしもそのうちの一人です。

というよりも、最初は遅くてもだんだんと早くなって、本試験では時間がかなり余るくらいにまで、早く問題が解けるようになります。

どうして、そんなに早く解けるのか、その秘密を知らない人にとっては、ミステリーでしかありません。

しかし、「早く解く」手品の種など、カンタンなものなのです。

問題を解くのがものすごく早い人とは、単に反射神経を磨いているだけなのです。

反射神経とは、言うなれば、「早い反応」です。

問題を見ます。問題文を読みます。単語や語句やキーワードが視界に入ります。

もうここで、頭の中では、ばばっと浮かんできているものがあります。

それは、これまでに勉強してきた、問題集や過去問の幾多の問題と解答とが、頭をよぎっているのです。

で、それら浮かんできた記憶群を、目の前の問題に当てはめているのです。

つまり、早く解ける人は、「考えている」のではないのです。

試験問題は、おおかた似通った問題が出題されます。

試験においては、まったく異なる出題はごく一部か稀であり、出題の様式や形式は一定の範囲に収まるものなのです。

問題を早く解ける人は、目の前の試験問題のパターンを読み取って、そのパターンに適う記憶なり解き方を、頭から引き出しているだけなのです。

もっと言うと、試験勉強は、変な話ですが、「考えないようになる」ことを目指さないといけないのです。試験にも拠りますが、問題の前で、うーんと唸るようではまだまだ、なのです。

いちいち考えている状態は、試験勉強では「未熟」なのです。

考えないで、問題文を読んだら反射で、傾向と対策と解答を当てはめていく、これが『合格者』です。

問題文を読んで、ぱっと答えが浮かぶくらいになっておけば、大体の試験に穏当に合格できます。

そうなるのに最も適しているのは、過去問演習です。

見た瞬間に、問題の意図や答え、解答が反射的に浮かぶくらいに、過去問をやっておきましょう。

試験勉強とは、過去問を通じて行う、反射神経のトレーニングなのです。

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