足が臭い、というのは、不可避的に発生する現象でございます。
特に、素材が悪くて通気性のない靴、たとえば、皮のブーツや安価な革靴、シューズを履きますと、「臭足度」は、劇的に跳ね上がるものでございます。
自分で「足が臭うなー」を思っているのなら、家族等の周辺の人は、鼻が曲がるほどの臭気に曝されていると考えるべきでございます。
では、当該臭い足をどうすればいいか、と相なるのでございます。
答えは、タイトルにあるように、「重曹を使う」であります。重曹の利用方法は2つあります。
1つ目は、「靴に重曹を入れる」であります。
入れる分量は、基本、「ティースプーン1杯」です。
が、「ひどく臭う靴」には、大さじで入れるのがいいでしょう。
重曹には徹底した防湿効果があるので、靴に入れると、臭いの元となる湿り気を吸収してくれます。
加えて、重曹はアルカリ性なので、臭いの発生源の雑菌増殖の抑制にもなるのです。
このため、靴に重曹を入れるだけで、なかなかの消臭が得られるのであります。
要領としては、靴に重曹を入れて1晩置くか、1~2日間放置します。
翌日か数日後、履く際に、中に入っている重曹を叩いて落として履くという塩梅です。
重曹を叩き落しても、多少、「砂っぽい」感触がありますが、じゅうぶん受容範囲内であります。
さて、臭い足対策の2つ目は、「靴下の中に少々の重曹を入れた靴下を履く」であります。
靴に入れるという「間接」じゃなくて、臭足本丸に、「直接」重曹で攻撃をかける、ってな塩梅でございます。
入れる量は、「少々」程度です。あまり量を入れ過ぎるとざらざらします。
このとき使う重曹は、安全を考えて「食用グレード」の重曹を使います。
履いた瞬間、ちょっとばかり砂が入ったようなざらざら感がありますが、それでも、“靴下内部が湿ってくる”につれて、ざらざら感はなくなります。
超異臭足でなくて、通常レベルの臭い足であれば、臭いはかなり激減するように思われます。
当該「靴下重曹挿入」だと、臭足の連産品である「臭靴下」の出現を防げます。
臭足の2次被害と言いましょうか、臭靴下の存在ほど、腹に据えかねるものはありません。
重曹を直に靴下に入れることで、靴下の汚染度がかなり和らぎ、結果として、臭足の威力を抑える次第でございます。
本人並びに配偶者の臭足にお悩みの方は、ぜひとも、重曹による防臭にお勤めくださればと存じます。
「奴が帰ってきたら、何だか鼻に付く臭いが、ほのかに漂ってくる」なんて事態が、なくなることでしょう。
なお、念のため申し上げますが、中には重曹が体質的に合わない人も居られるかと思います。
かぶれやかゆみ等の症例が発生したら、重曹の利用はお控えください。
まあ、殆どの方は、大丈夫でしょう。密閉された空間の濃厚な異臭に耐えられる皮膚が、重曹に耐えられないというのは、稀なケースだからです。
ま、“配偶者”で試してから、自分や家族に取り入れるというのが、ベストなやり方のように思います。
2013年4月10日 8:42 AM
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