重曹とクエン酸と塩と砂糖があれば、スポーツドリンクを自作することができる。費用と糖分の点で、市販のものより優れているように思われる。
スポーツドリンクというのは、有体に言えば、電解質を含んだイオン水です。
今回のススメでは、ポカリスエット的な・スポーツ飲料的な飲み物を、重曹とクエン酸で自作しよう、という試みでございます。
用意する材料は、以下の5つです。
・湯冷ましした水-1リットル。
・重曹-少々1強~小さじ1強。「食用グレード」を利用。
・クエン酸-少々1強~3~5。「食用グレード」を利用。
・塩-少々1強~小さじ1強。ミネラル豊富な自然塩を推奨。
・砂糖-小さじ3~8。味の決め手。
念のため言っておきますと、「少々」とは料理器具「さじ」の「少々」で、まあ約1グラムを示します。
入れる分量に「幅」があるのは、「味」に好みが分かれるからでございます。
例えば、塩大目に砂糖を普通にすると、「みたらし」のような味になってしまいます。わたしは、この味が嫌いなので、塩は少なめの「少々」1強を溶かすという塩梅です。
また重曹も、何とも口当たりのある食感なので、好みの分かれるところです。大嫌いな人もいるはずです。
こうした背景から、「幅」を持たせた分量表示をしております。
ま、「適当に作っても飲めはするから、だんだんと好みの味に微調整していけばいい」という塩梅でございます。
さて、作り方ですが、書くまでもありませんが、まず水1リットルを沸かして、ボール等に移して、冷ませます。
お湯が冷めたら、そこに上記材料群を入れていきます。次に、かき混ぜて、麦茶入れなどに移して、冷蔵庫で冷やす、という塩梅でございます。
当該自作の利点は、「費用」の面と「糖分」を調整できる点です。
費用は、重曹は500グラムで300円、クエン酸は1キロで700~1000円でして、それぞれを1回当たり5グラム/20グラムを使ったとして8円と20円で、そして、塩代・砂糖代で済んでしまいます。
1リットル当たり50円くらいで作ることができます。
市販の粉末や液体を買うのに比べたら、段違いのコスト振りでございます。
次に、「糖分」の点ですが、ポカリスエットを代表とするスポーツドリンクは、かなり「甘い」飲み物なのでございます。
それは、かなりの「糖分」を含んでいて、350mlを飲めば、成人1日当たり糖分摂取量の限界を伺うくらいの「糖分」を摂ることになるのであります。
がぶ飲みすれば、糖尿病はもとより、肥満の原因になりかねません。
逆を言うなら、かなりの糖分を含んでいるから、「スポーツの後の飲み物」と銘打っているわけであります。カロリーの補給ですね。
ですから、スポーツをしてないのに、スポーツドリンクを飲めば、まあ、糖分の過剰摂取で太るわな、糖尿病一直線だわなってな塩梅でございます。
そこで、当該自作スポーツドリンクの利点「砂糖の量」を調整できることが「有利」になる次第でございます。
ダイエット中の方も、砂糖の量を減らせられるのは、大いなる利点です。
しかしながら、「砂糖が少ない」と味気がありません。実際、「砂糖が多い」ほど「おいしい」です。子どもは砂糖の多い方を喜ぶでしょう。
味を犠牲にするか健康を取るか。入れる砂糖の量は各自で、または、飲む人と話し合って決めてください。
さて、「クエン酸」ですが、これが、当該自作の“肝”であります。
クエン酸を多めに入れておくと、咽喉に残るすっぱさが残るのですが、何とも疲れが取れます。
クエン酸をたくさん入れたものを飲むと、如実に自分の元気を実感できるでしょう。
しかし、クエン酸をたくさん入れると、「ギギギ」と咽喉に来て眉間に皺が寄るので、やはり子どもには不評です。当該クエン酸の量も話し合って決めてみてください。
やはり、家庭の味・個人の味覚というものは、如実にあるものでして、それに応じて整えていくのが、「生活」であるかと思います。
まあ、配偶者には、風呂の残り湯でも飲ませておけばいいでしょう。
なお、「食用グレードの重曹」を手に入れることは容易かと思います。パンの材料コーナーに「ベーキングソーダ」として、売っているはずです。
わたしは、商品名「タンサン」の500グラム250円のを買って、諸々に利用してます。
しかし、一方の「食用グレードのクエン酸」は、町中のスーパーや小間物屋を覗いてみましたが、売っていませんでした。
そこで、クエン酸だけはアマゾンの方で注文しています。わたしが使っているのは「ニチガのクエン酸1キログラム」です。
あまり量を買っても、時間が経つと固まってしまうので、最初は1キログラムからをお勧めします。
2012年6月7日 10:37 AM
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