ついうっかりして、ボールペン、マーカー、マジックのインクや塗料が、指先や手先についてしまう事がある。そうなったら、重曹で洗うと落ちる。
意外に「指先」「手」というのは、見られているものでございます。
神は細部に宿る、なんて大げさなことは言いませんが、それでも目立つのが、指先や手の部分でございます。
目に付くからこそ、世の女性たちはマニキュアをして、殿方の視線をより惹きつけようとするのでしょう。
さて、お勉強といいますのは、アンダーラインやメモ書き等で、文房具のインク・塗料が手先についてしまうものでございます。
ちょっとの弾みで起きるお勉強のトラブルでありまして、実に多発します。
大雑把な人なら、文房具由来の汚れなど構わないのですが、手先が目に入ってしまうお仕事の方や、手先には注意を払わないといけない方は、少々困ったことになります。
たとえば、お客様と対面して話し合う職業の人などです。インクで汚れた手先を見てしまうと、(ああ、安っぽいなあ)と思われてしまいます。
そして、飲食店でお働きの方、または、飲食物の製造・販売・輸送に携わっている方などは、やはり、手先がインクや塗料で汚れていると、見た目に支障があったり、気味悪がれたり、嫌がられたり、マネジャーから白眼視されてしまいます。
こんなことで、評価が落ちるなど、避けたいものでございます。
そこで、ボールペン、マーカー、マジックのインク・塗料が手に付いてしまったときは、重曹で手を洗ってください。
要領は簡単です。
汚れたところを水かぬるま湯で湿らせて、重曹をインクや塗料部分に直接付けて、こすります。
その後で、ぬるま湯で洗い流す、といった感じです。
落ちが悪いときは、重曹を付けて1~2分ほど時間を置くと、落ちがよくなります。
わたくしの経験からしますと、赤ボールペンは、すぐに落ちます。
油性のマジックも落ちます。水性は、いわずもがな。
マーカーも、いろいろ種類があって十把一絡げに言えませんが、だいたいはすぐ落ちます。
意外に手こずるのが、文房具の定番といえる、黒のボールペンでありまして、これだけが、非常に落ちにくかったです。
重曹を付けてはごしごし洗って漸く薄くなった、といった塩梅でございます。
まあ、それでも、ほとんど目に付かないレベルにまで、洗い落とせます。
もちろん、お使いの文具の品質によって、違ってくるかとは思いますが、大概の文房具のインク・塗料は、重曹によるこすり洗いで取れるように思います。
経験的に言うと、高いものは落ちにくく、安い文房具は落ちやすいといった感が致します。
重曹が、ティースプーン2杯もあれば、インク汚れは落ちますので、手先の汚れを気にしないといけない方は、ぜひとも重曹による手洗いをお試しください。
ところで、「重曹」というのは、炭酸水素ナトリウムでありまして、そんな薬剤を肌に直接塗ってもいいのかと、不安に思われる方も居られるかと存じます。
非常に肌が弱い方には、お勧めできませんが、基本的に、重曹といいますのは、ベーキングパウダーとして「食べられる」食品添加物でありますし、「お風呂」の入浴剤でもあります。
胃薬としても使われております。(薬局に行けば医療用重曹があります。)
食品グレードのものなら、炭酸水やポカリまで作る事ができます。
意外に、『肌』と、ひいては『内臓』にまで、接しているのが重曹であります。
ちょっと試してみて、塗布部分がぴりぴりしたり、肌が荒れるような止めて、支障がないことが確認できてから、積極的に用いてくださればと存じます。
ちなみに、わたくし自身は、重曹の肌系のトラブルには遭遇しておりません。
2012年3月22日 1:05 AM
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