どこぞのメディアがお題目のように唱えておりますが、「先送り」の全てが悪いわけではありません。
なんだか、問題の解決を延ばすような言いですので、先送りにはよい印象がないように存じます。
しかし、先送りには、とてもよい面がございます。
それは、やる気の空回りの阻止することでございます。
力足らずのために、できないことは多々ございます。
できない、といって遠巻きにしていれば、できるようになるわけでもありません。
ですから時には、垂直にそびえ立つ壁を登るかのようなお勉強もしなくてはなりません。
なんども壁にぶつかって、うんうんと頭をひねることが、1番の勉強になることもございます。
壁を避けての成長なし、努力なくして伸びなし、これは真理なのでございます。
ただ、なのでございます。
物には限度がありまして、実力が足りないのに余りに過度に頑張ろうとするのは、車のエンジンを空回りさせまくるようなもので、あまり、よろしくないのでございます。
お勉強後に、とてもぐったりするときは、やる気や意欲が空回りしたときのお勉強でございます。できることなら、避けるべきお勉強でございます。
こちらの実力では歯が立たないときや、できそうにないところには、うだうだ・グダグダといつまでも拘泥してはなりません。
時間が変れば事情も変わる。
この常識をわたしたちは、頭の片隅にでも置いていて、損はないように存じます。
目安は『1時間』でございます。
1時間、真剣に考えてみて、何1つ、ヒントも打開策も、方策も、突破法も見えてこないなら、まだ、できるような力が備わっていないと考え、そこでいったん区切りをつけてストップしましょう。
そして、他のところに、代表的なのは、復習でありましょうか、自分の現状の力が発揮できることに、着手すべきかと存じます。
わたくしたちには、本試験までの期限の利益があるのでございます。
本試験その日までにできるようになればいいのですから、到底できそうにないことは今やろうとせず、実力が付いているだろう将来にやるべきことに、ご分類くださればと存じます。
2011年1月19日 12:35 PM
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