中型二輪免許(バイク)のペーパー試験で、不合格になったときの体験記です。まあ、びっくりしてすごい徒労感を味わいました。ま、この挫折感こそが、以降の独学の教訓を生んだので、よしとしています。どんな資格でも落ちる可能性はあります。
大学に行けば、誰でも足代わりをゲットするために免許を取るものです。
往時のわたしもそうで、中・高校生じゃあるまいし、自転車なんか乗れるか、と思っていました。若さ爆発です。
しかし、普通免許を取るお金はなかったので、バイクの中型二輪に挑戦したのでした。確か、19歳の頃。
自動車学校の教習や実技はすらすらっと進んで、残すは、公安でのペーパー試験と相なったのであります。
相応の勉強はしたのです。
教習所配布の試験対策本やプリントを前日までやり、当然、運転教本を読んでもいました。
しかし、「不合格体験記」とあるように、合格発表の電光掲示板には、わたしの番号は点滅しなかったのでした。
(ええ、なんで?考えられへん)という心持ちと、(採点が間違ってんじゃないのか)という疑惑でいっぱいのまま、試験を会場を後にしたのでした。
大学の単位は、よく落としていました。しかし、落とした原因は、出席日数が足りないとか教科書すら読まないなど、当然の結果であるので、落ちたところで何も思わないのです。
一言でいえば、そうだよねーであります。
しかし、中型二輪のペーパー試験で落ちたのはショックで、「ええっ?!」と目を疑ったのは、そのときが生まれて初めてでしょう。
落ちた瞬間というのは、それほどの衝撃はないのです。
衝撃というのは、ボディブロウのように効いてきます。
帰るバスと電車の中で、なんでやねん・なんでやねんという疑問符と、めんどくさいなあ・かったるいなあという徒労感が渦を巻き、また早起きしてこのバスに乗るのか、と自分から傷に塩を塗りこんでいたのであります。
当時は田舎に住んでいて、とても試験会場が遠く、朝5時半に起き、バス→電車→バスと乗り継ぎ会場に向かった、その手間すべてが無駄だった!!!というむなしさ。
試験問題が〇か×だけの、単純な試験に落ちたという屈辱感。
きちんと自動車学校の教科書や問題集を解いたのにもかかわらず、落ちたという劣等感。
流石にこたえました。しかし、反省してみると、『こんなもん、誰でも受かる。俺が落ちるわけがない』となめていた部分があります。
やる!!と決めて、1時間でも時間を使ったなら合格しないともったいない、合格しないといけないという教訓が胸に刻まれたのは、この試験からでしょう。
中途半端にやると、後で全て返ってきて、よけいにめんどくさいことになる。なめない。
途中で投げ出しそうなら、最初からやらない。無理のない計画を立てる、などの多くの教訓が得られたので、中型二輪に落ちたことは、「幸運」であったともいえます。
間違いなく、今後の試験勉強に影響を及ぼしたはずです。
中型二輪免許は、慎重に、念入りに勉強した結果、次のペーパー試験にてパスしました。ほっとしたのを憶えています。
どれほど合格率が高くても、誰でも受かっているような試験でも、試験と名の付くものには、落ちる可能性はあるという次第でした。
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