本問は、『部門費振替表』です。シンプルで解きやすい問題です。計算ミスさえしなければ、フルマークが可能です。点数をこういう問題で確保しましょう。
◇問題◇
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結論から言うと、「答えはこちら」です。
本問のレベルは「ふつう」です。
落ち着いて計算してください。
まずもって、問題の資料にある数字を、解答用紙に埋めていきましょう。
ここで問題となるのは、用紙の「補助部門費」の括弧のところです。
問題文には、「補助部門費に関する配賦は第1順位を運搬部門、第2順位を機械部門、第3順位を仮設部門とする。」とあります。
つまりは、運搬部門→機械部門→仮設部門という順序で、配賦していくってな次第です。
よって、一番右の括弧が「運搬部門」となります。
そして、真ん中の括弧が「機械部門」となります。
んで、一番左のの括弧が「仮設部門」となります。
ここを間違えるとどうにもならないので、落ち着いて、慎重に表を埋めてください。
括弧を埋めたら、資料の数字を記入していきます。
ここまでの作業を終えると…、
…と相なります。
では、「運搬部門」から配布していきます。
資料には、「工事第1部 工事第2部 工事第3部 仮設部門 機械部門」に、それぞれ、パーセンテージで「25 40 28 5 2」の割合で配賦するように述べられています。
「運搬部門」は、「¥185,000」です。
ここで、電卓の便利機能を活用します。「定数計算」です。
参考:計算機の小技-定数計算
当方は、カシオの電卓を使っているので、それで、当該定数計算をやっていきます。
本問では、「185,000」という数字に、パーセントの「25 40 28 5 2」を掛けていくわけです。
よって、まず、電卓に「185,000」と入力します。
んで、「×」「×」と、掛けるボタンを2回押します。
そうすっと、電卓の液晶には、「K」という表示がなされます。
あとは、ドンドコと配賦率を入力していくだけです。
「0.25=」で「46,250」となります。
「0.4=」で「74,000」となります。
「0.28=」で「51,800」となります。
「0.05=」で「9,125」となります。
「0.02=」で「3,700」となります。
最後まで計算で来たら、「GT」キーを押せば、合計額が出ます。
「185,000」と出たら、計算ミスがなかった次第です。
そうでないなら、どこぞで計算ミスをしています。再計算してください。
計算ミスがなければ、算出した数字を解答用紙に記入します。
ここまでの作業を終えると…、
…と相なります。
次は、「機械部門」を配布していきます。
「機械部門」は、「¥425,300」ですが、先ほど「運搬部門」の「¥3,700」が配賦されています。
よって、「425300+3700」の「429000」を配賦していきます。
資料には、「工事第1部 工事第2部 工事第3部 仮設部門」に、それぞれ「32 35 25 8」の割合で配賦するように述べられています。
ここでも、先と同じく、「定数計算」をしていきます。
以下は、カシオの電卓の入力例です。
「429000××」
「K」表示
「0.32=」で「137,280」となります。
「0.35=」で「150,150」となります。
「0.25=」で「107,250」となります。
「0.08=」で「34,320」となります。
最後まで計算したら、「GT」キーで検算しましょう。
検算したら、数字を表に記入していきます。
ここまでの作業を終えると…、
…と相なります。
最後の「仮設部門」を配布していきます。
「仮設部門」は、「¥253,430」ですが、先ほど「運搬部門」の「¥9,250」と、「機械部門」の「¥34,320」が配賦されています。
よって、「253430+9250+34320」の「297000」を配賦していきます。
資料には、「工事第1部 工事第2部 工事第3部」に、それぞれ「30 40 30」の割合で配賦するように述べられています
ここでも、先と同じく、「定数計算」をしていきます。
以下は、カシオの電卓の入力例です。
「297000××」
「K」表示
「0.3=」で「89,100」となります。
「0.4=」で「118,800」となります。
「0.3=」で「89,100」となります。
最後まで計算したら、「GT」キーで検算しましょう。
間違いがないようなら、表に数字を記入します。
ここまでの作業を終えると…、
…と相なります。
後は、各部門等の集計をするだけです。
計算ミスに気を付けて、集計していってください。
表の全部のマス目を埋めると、以下のようになります。
…と相なります.
結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。
当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。
公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。
PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。
なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。
とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。
受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。
教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、
簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。
簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、
過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。
建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。
ところで、電卓です。
100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。
高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。
左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。
考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。
建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。
「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。
合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。
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