建設業経理士2級 第33回‐過去問+解説インデックス

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和5年9月に実施された建設業経理士2級 第33回試験のインデックス。第1問から第5問まで。第1問「仕訳問題」、第2問「文章問題」、第3問「計算問題」、第4問「個別問題」、第5問「精算表」の各ページへのリンク。試験の総評や難問のリストアップ、要注意問題も併せて掲載。

はじめに

 前回の試験に落ちた人等は、過去問を買い直すのは、『痛い出費』です。

 んなもんで、令和5年9月実施の第33回試験に、解説と解答を付与しました。過去問演習の一端に。

 なお、正確さを期してはいますが、内容は保証できないので、参考程度にご利用ください。誤りがあれば、ご一報をば。

傾向について

 結論から言うと、当該年度は、「カンタン」な試験でした。

 テキストと過去問をキチンと消化した人なら、穏当に合格できたかと思います。

 第1問の仕訳問題の「第1問‐3問:社債」が、ひどく難しいだけでした。

 「端数利息」のガチ計算なので、簿記等で勉強してないと、到底、解けなかったはずです。

 しかし、これ以外の問題は、ごくごく普通のレベルでした。

 会計理論も、ごく穏当というか、カンタンになっています。

 こうした次第で、満点は厳しくても、8~9割は、取れたかと思います。

補足

 第1問の仕訳問題ですが、先述したように、第3問以外は、定番のものです。

 過去問演習をして、すべての仕訳問題を解けるようになっておきましょう。

 第2問の文章問題ですが、これも「ふつう」レベルです。

 ボックス図やT字勘定、期間計算など、定番の解き方を押えておきましょう。

 強いて言うと、「4問:賞与引当金」が厳しいかもです。あまりに「ふつう」のため、逆に戸惑いそうです。

 第3問の計算問題は、全く何の問題もなかったはずです。

 第4問の設問1の「理論問題」は、カンタンでした。

 まあ、傾向的に、すぐに難しくなりそうなので、気休め程度に見ておきましょう。

 第4問の設問2の「工事別原価計算表」も、カンタンな部類です。計算ミスだけに、注意してください。

 第5問の精算表も、難しい処理はなかったです。

 過去問演習を通じて、自分の解き方を編み出しておきましょう。

「やや難」「難」の問題

 「やや難」「難」の問題を、リストアップします。

 1問:社債・・・「難」。

 第5問‐精算表:設問3・・・「難」。

 第5問‐精算表:設問11・・・「難」。

 精算表には、常に、当期純利益計算の「難問」があるので、あまり気にする必要はありません。

 さて、以下「過去問+解説」です。通勤・通学中にどうぞ。




第33回

 インデックス

第1問:仕訳

 1問:別途積立金取り崩し

 2問:建築仮勘定

 3問:社債

 4問:固定資産の保険処理

 5問:完成工事補償引当金

第2問:文章問題

 1問:棚卸減耗

 2問:工事進行基準

 3問:総合償却法(加重平均法)

 4問:賞与引当金

第3問 個別問題

 1問:部門費振替表

第4問 理論+計算

 理論問題

 工事別原価計算表

第5問 総合問題

 精算表:インデックス・ポイント

 精算表:設問1

 精算表:設問2

 精算表:設問3

 精算表:設問4

 精算表:設問5

 精算表:設問6

 精算表:設問7

 精算表:設問8

 精算表:設問9

 精算表:設問10

 精算表:設問11

PDF過去問の閲覧

 結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。

 

 当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。

 公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。

 PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。

 なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。

 とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。

 受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。

独学向け教材

 教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、

 簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。

 簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、

 過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。

 建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。

 ところで、電卓です。

 100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。

 高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。

 簿記2級では必須の高品質電卓と避けるべきペラペラ計算機

 左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。

 高品質な計算機

 考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。

建設業経理士2級のこまごましたもの

 建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。

 合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。

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