平成31年4月 二級ボイラー技士の公式過去問の、第15問目の解説。本問は、ボイラーの水管理の問題です。知識問題です。テキストの基礎・基本的なことが頭に入っていれば、解答できます。難易度は「ふつう」です。
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本問のレベルは「ふつう」です。
定番の論点ばかりです。
ボイラーと水は、切っても切れない関係なので、ほぼ毎回、出題される論点です。
きっちり、正確に押えておきましょう。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「水溶液が酸性かアルカリ性かは、水中の水素イオンと水酸化物イオンの量により定まる。」ですが、正しい記述です。
理科の問題です。
水素イオンは、「H+」です。
水酸化物イオンは、「OH-」です。
これらの多寡によって、酸性かアルカリ性かに分かれます。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢2の「常温( 25 ℃ )でPHが7未満のものはアルカリ性、7は中性である。」ですが、誤った記述です。
PHが7未満のものは「酸性」です。
PHが7を超えるものが「アルカリ性」です。
よって、当該選択肢は、「×」となります。
なお、用語ですが、何気に間違っているときがあるので、「以下・以上・未満・超える」を一読をば。
選択肢3の「酸消費量は、水中に含まれる水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩などのアルカリ分の量を示すものである」ですが、正しい記述です。
ときおり、ひっかけ問題で…、
酸消費量とは、水中に含まれる水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩などの“酸性”成分の量を示すものである。
…などと出題されています。
「酸消費量・・・アルカリ分の量」なので、きちんと憶えましょう。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢4の「酸消費量には、酸消費量(PH4. 8 )と酸消費量(PH8. 3)がある。」ですが、 正しい記述です。
何を言っているか、よくわかりませんし、数字も憶える必要はありませんが、こういう問題もあるんだな、くらいに見ておきましょう。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
なお、当該選択肢の「酸消費量には、酸消費量( PH4. 8 )と酸消費量(PH8. 3)がある。」は、しばしば、目にするものとなっています。
数字が変えられた出題もあるので、4.8や8.3は、ガチ暗記しておくとよいでしょう。
選択肢5の「全硬度は、水中のカルシウムイオン及びマグネシウムイオンの量を、これに対応する炭酸カルシウムの量に換算し、試料1リットル中のmg数で表す。」ですが、正しい記述です。
当該選択肢は、「○」となります。
なお、当該規定は、ひっかけ問題で、よく出るところです。
ひっかけで、「カルシウム」「マグネシウム」だけになっていたり、「炭酸マグネシウム」などに変えられていたりします
「カルシウムイオン」と「マグネシウムイオン」、「炭酸カルシウム」の語句は、正確に覚えてください。
設問は、「誤っているものはどれか?」です。
答え:2
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:熱及び蒸気・・・「ふつう」
2問:空気予熱器・・・「ふつう」
3問:炉筒煙管ボイラー・・・「ふつう」
4問:ボイラー各部の構造及び強さ・・・「ふつう」
5問:ボイラーの自動制御・・・「ふつう」
6問:ブルドン管圧力計・・・「ふつう」
7問:給水系統装置・・・「ふつう」
8問:送気系統装置・・・「ふつう」
9問:鋳鉄製蒸気ボイラー・・・「難」
10問:自動制御用機器・・・「ふつう」
11問:油だきボイラーの手動操作・・・「ふつう」。
12問:ガラス水面計の機能試験・・・「ふつう」
13問:単純軟化法によるボイラー補給水・・・「ふつう」
14問:ボイラーの運転終了・・・「ふつう」
15問:ボイラーの水管理・・・「ふつう」。
16問:ばね安全弁及び逃がし弁・・・「ふつう」
17問:酸洗浄・・・「ふつう」。
18問:たき始め・・・「ふつう」
19問:突然消火原因・・・「ふつう」
20問:休止中の保存法・・・「ふつう」
21問:燃料・・・「ふつう」
22問:燃料油タンク・・・「ふつう」。
23問:重油の水分及びスラッジ・・・「ふつう」
24問:NOx・・・「ふつう」
25問:燃料の分析及び性質・・・「ふつう」
26問:燃料の燃焼・・・「ふつう」
27問:ガンタイプオイルバーナ・・・「ふつう」
28問:油だきボイラーの燃焼室・・・「ふつう」
29問:ボイラー用ガスバーナ・・・「ふつう」
30問:人工通風のファン・・・「ふつう」
31問:ボイラー室・・・「ふつう」
32問:ボイラー取扱作業主任者・・・「ふつう」
33問:伝熱面積の算定方法・・・「ふつう」
34問:ボイラー検査証の再交付・・・「やや難」
35問:鋳鉄製温水ボイラー・・・「ふつう」
36問:二級ボイラー技士選任・・・「ふつう」
37問:付属品管理・・・「ふつう」
38問:鋼製温水ボイラー・・・「ふつう」
39問:貫流ボイラー・・・「やや難」
40問:事業者変更・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
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サブ機として、試験後も活躍するはずです。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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