平成31年4月 二級ボイラー技士の公式過去問の、本問は、伝熱面積の算定方法を問うの問題です。当該論点も、「法令」で出題頻度の高いものとなっています。基本的に憶えるだけなので、空き時間等を活用し、取れるようになってください。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「ふつう」です。
本問は、「伝熱面積の算定方法」がテーマの問題です。
各ボイラーごとに、細かい規定が設けられており、暗記が大変です。
しかし、ほぼ毎年、出てくる論点なので、費用対効果は高いです。
テキストを精読して、過去問を解いて、憶えていってください。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「水管ボイラーの耐火れんがでおおわれた水管の面積は、伝熱面積に算入しない。」ですが、誤った記述です。
先も言いましたが、知識問題なので、憶えるしかありません。
「水管ボイラー」の「耐火れんがでおおわれた水管の面積」は、伝熱面積に算入します。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢2の「水管ボイラーのドラムの面積は、伝熱面積に算入しない。」ですが、正しい記述です。
「水管ボイラー」の「ドラム」は、伝熱面積に算入しません。
水管ボイラーの構造を、テキストで調べてみてください。入らないなと思えるはずです。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、水管ボイラーの伝熱面積ですが、まずは、「水管」と「水壁」と憶えましょう。細かい規定は、ぼちぼち押えていけばいいです。
3の「煙管ボイラーの煙管の伝熱面積は、煙管の内径側で算定する。」ですが、正しい記述です。
伝熱面積は、燃焼ガスが通る側で計測します。
煙管ボイラーは、「内側」です。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、「逆」に、水管ボイラーだと、「外側」です。
一緒に憶えてしまいましょう。
4「貫流ボイラーの過熱管の面積は、伝熱面積に算入しない。」ですが、正しい記述です。
貫流ボイラーですが、「燃焼室入り口から過熱器入り口までの水管(燃焼ガスが触れるところ)」となっています。
過熱管は、対象外です。
よって、選択肢は、「正」となります。
5の「電気ボイラーの伝熱面積は、電力設備容量20kWを1㎡とみなして、その最大電力設備容量を換算した面積で算定する。」ですが、正しい記述です。
そのとおりです。
数字は、穴埋めでも出る可能性があるので、テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
本問は、「誤っているものはどれか?」です。
「1」は「誤」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「5」は「正」です。
正解:1
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:熱及び蒸気・・・「ふつう」
2問:空気予熱器・・・「ふつう」
3問:炉筒煙管ボイラー・・・「ふつう」
4問:ボイラー各部の構造及び強さ・・・「ふつう」
5問:ボイラーの自動制御・・・「ふつう」
6問:ブルドン管圧力計・・・「ふつう」
7問:給水系統装置・・・「ふつう」
8問:送気系統装置・・・「ふつう」
9問:鋳鉄製蒸気ボイラー・・・「難」
10問:自動制御用機器・・・「ふつう」
11問:油だきボイラーの手動操作・・・「ふつう」。
12問:ガラス水面計の機能試験・・・「ふつう」
13問:単純軟化法によるボイラー補給水・・・「ふつう」
14問:ボイラーの運転終了・・・「ふつう」
15問:ボイラーの水管理・・・「ふつう」。
16問:ばね安全弁及び逃がし弁・・・「ふつう」
17問:酸洗浄・・・「ふつう」。
18問:たき始め・・・「ふつう」
19問:突然消火原因・・・「ふつう」
20問:休止中の保存法・・・「ふつう」
21問:燃料・・・「ふつう」
22問:燃料油タンク・・・「ふつう」。
23問:重油の水分及びスラッジ・・・「ふつう」
24問:NOx・・・「ふつう」
25問:燃料の分析及び性質・・・「ふつう」
26問:燃料の燃焼・・・「ふつう」
27問:ガンタイプオイルバーナ・・・「ふつう」
28問:油だきボイラーの燃焼室・・・「ふつう」
29問:ボイラー用ガスバーナ・・・「ふつう」
30問:人工通風のファン・・・「ふつう」
31問:ボイラー室・・・「ふつう」
32問:ボイラー取扱作業主任者・・・「ふつう」
33問:伝熱面積の算定方法・・・「ふつう」
34問:ボイラー検査証の再交付・・・「やや難」
35問:鋳鉄製温水ボイラー・・・「ふつう」
36問:二級ボイラー技士選任・・・「ふつう」
37問:付属品管理・・・「ふつう」
38問:鋼製温水ボイラー・・・「ふつう」
39問:貫流ボイラー・・・「やや難」
40問:事業者変更・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
サブ機として、試験後も活躍するはずです。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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