平成31年4月 二級ボイラー技士の公式過去問の、第32問目の解説。本問は、ボイラー取扱作業主任者を問うの問題です。これまた、「法令」で定番の論点で、同じような問題が繰り返し出題されています。必ず取れるようになりましょう。
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本問のレベルは「ふつう」です。
本問は、「ボイラー取扱作業主任者」がテーマの問題です。
基本的に憶えるだけの知識問題です。
つーか、憶えない限り、解けません。テキストを精読して、記憶に勤めましょう。
なお、本問は、「法令で定められていないもの」なので、解答の際は、注意してください。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「圧力、水位及び燃焼状態を監視すること。」ですが、「ボイラー取扱作業主任者」の職務です。
「構造」や「取扱い」で圧力計や水位計を勉強しましたが、それが、ボイラーマンの職務だからです。
よって、選択肢は、「定められている」となります。
選択肢2の「急激な負荷の変動を与えないように努めること。」ですが、正しい記述です。
「急激な負荷」は、ボイラーにとって危険です。
そうならないようにするのは、「ボイラー取扱作業主任者」の職務です。
まあ、常識的に考えて、判断できると思います。
よって、選択肢は、「定められている」となります。
選択肢3の「1日に1回以上水処理装置の機能を点検すること。」ですが、誤った記述です。
ひっかけ問題です。
間違っているのは、「水処理装置」のところです。
正しくは、「水面測定装置」です。
出題者の意図は、同じ「水」で、受験生を煙に撒きたいのだと思われます。
なお、水面計(水面測定装置)のチェックは、自動化されたボイラーが大半の現在でも、重要な職務となっています。
よって、選択肢は、「定められていない」となります。
あと、「1日1回以上」のところも、暗記します。ここも、穴埋め問題で、よくよく出ます。
選択肢4の「排出されるばい煙の測定濃度及びボイラー取扱い中における異常の有無を記録すること。」ですが、正しい記述です。
「煙」の状態は、ボイラーの稼動状況や、故障・不具合の有無に、関係しています。
また、「ばい煙」等は、「燃焼」で勉強しました。「ボイラー取扱作業主任者」の職務だからです。
よって、選択肢は、「定められている」となります。
選択肢5の「ボイラーについて異状を認めたときは、直ちに必要な措置を講ずること。」ですが、正しい記述です。
常識的に考えて、「ボイラー取扱作業主任者」の職務です。
よって、選択肢は、「定められている」となります。
本問は、「法令で定められていないものはどれか?」です。
「1」は「定められている」です。
「2」は「定められている」です。
「3」は「法令で定められていない」です。
「4」は「定められている」です。
「5」は「定められている」です。
正解:3
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:熱及び蒸気・・・「ふつう」
2問:空気予熱器・・・「ふつう」
3問:炉筒煙管ボイラー・・・「ふつう」
4問:ボイラー各部の構造及び強さ・・・「ふつう」
5問:ボイラーの自動制御・・・「ふつう」
6問:ブルドン管圧力計・・・「ふつう」
7問:給水系統装置・・・「ふつう」
8問:送気系統装置・・・「ふつう」
9問:鋳鉄製蒸気ボイラー・・・「難」
10問:自動制御用機器・・・「ふつう」
11問:油だきボイラーの手動操作・・・「ふつう」。
12問:ガラス水面計の機能試験・・・「ふつう」
13問:単純軟化法によるボイラー補給水・・・「ふつう」
14問:ボイラーの運転終了・・・「ふつう」
15問:ボイラーの水管理・・・「ふつう」。
16問:ばね安全弁及び逃がし弁・・・「ふつう」
17問:酸洗浄・・・「ふつう」。
18問:たき始め・・・「ふつう」
19問:突然消火原因・・・「ふつう」
20問:休止中の保存法・・・「ふつう」
21問:燃料・・・「ふつう」
22問:燃料油タンク・・・「ふつう」。
23問:重油の水分及びスラッジ・・・「ふつう」
24問:NOx・・・「ふつう」
25問:燃料の分析及び性質・・・「ふつう」
26問:燃料の燃焼・・・「ふつう」
27問:ガンタイプオイルバーナ・・・「ふつう」
28問:油だきボイラーの燃焼室・・・「ふつう」
29問:ボイラー用ガスバーナ・・・「ふつう」
30問:人工通風のファン・・・「ふつう」
31問:ボイラー室・・・「ふつう」
32問:ボイラー取扱作業主任者・・・「ふつう」
33問:伝熱面積の算定方法・・・「ふつう」
34問:ボイラー検査証の再交付・・・「やや難」
35問:鋳鉄製温水ボイラー・・・「ふつう」
36問:二級ボイラー技士選任・・・「ふつう」
37問:付属品管理・・・「ふつう」
38問:鋼製温水ボイラー・・・「ふつう」
39問:貫流ボイラー・・・「やや難」
40問:事業者変更・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。
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サブ機として、試験後も活躍するはずです。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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