9問‐平成31年4月 二ボ公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第9問は、鋳鉄製蒸気ボイラーの問題です。よく出る論点です。選択肢は、基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

9問‐鋳鉄製蒸気ボイラー

 

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 本問のレベルは、「ふつう」です。

 2~3年に1回は、顔を出す論点です。

 言うほど問題も変わらないので、選択肢丸ごと憶えてしまいましょう。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

選択肢1

 選択肢1の「各セクションは、蒸気部連絡口及び水部連絡口の穴の部分にニップルをはめて結合し、外部のボルトで締め付けて組み立てられている。」ですが、正しい記述です。

 テキストの絵や写真で、鋳鉄製蒸気ボイラーの仕組みや構造を押えておきましょう。

 よって、当該選択肢は、「○」となります。

選択肢2

 2の「蒸気暖房返り管の取付けには、ハートフォード式連結法が用いられている。」ですが、正しい記述です。

 キーワードを暗記します。

 鋳鉄製蒸気ボイラー・・・返り管・・・ハートフォード式連結法

 これで、「1点」ですよ。

 よって、当該選択肢は、「○」となります。

選択肢3

 3の「暖房用ボイラーでは、給水管は、ボイラー本体の安全低水面の位置に直接取り付ける。」ですが、誤った記述です。

 よく出るところです。

 給水管は、ボイラー本体ではなく、「返り管」に、取り付けられます。

 よって、当該選択肢は、「×」となります。

 ここも、繰り返し問われるところです。

選択肢4

 4の「鋼製ボイラーに比べ、強度は弱いが腐食には強い。」ですが、正しい記述です。

 鋳鉄製蒸気ボイラーは、熱の不同膨張のため割れやすくなっています。

 また、鋳鉄製のため、強度が弱いです。

 しかし、腐食には強いです。

 よく出る選択肢なので、丸ごと憶えてしまいましょう。

 よって、当該選択肢は、「○」となります。

選択肢5

 5の「加圧燃焼方式を採用して、ボイラー効率を高めたものがある。」ですが、正しい記述です。

 鋳鉄製蒸気ボイラーによっては、加圧燃焼方式を採用したものもあります。

 よって、当該選択肢は、「○」となります。

答え

 本問は、「誤っているものはどれか?」の問題です。

 「1」は「正」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「正」です。

 「5」は「正」です。

 正解:3

 次の問題へ。

過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

構造10問

 1問:熱及び蒸気・・・「ふつう」

 2問:空気予熱器・・・「ふつう」

 3問:炉筒煙管ボイラー・・・「ふつう」

 4問:ボイラー各部の構造及び強さ・・・「ふつう」

 5問:ボイラーの自動制御・・・「ふつう」

 6問:ブルドン管圧力計・・・「ふつう」

 7問:給水系統装置・・・「ふつう」

 8問:送気系統装置・・・「ふつう」

 9問:鋳鉄製蒸気ボイラー・・・「難」

 10問:自動制御用機器・・・「ふつう」

取扱10問

 11問:油だきボイラーの手動操作・・・「ふつう」。

 12問:ガラス水面計の機能試験・・・「ふつう」

 13問:単純軟化法によるボイラー補給水・・・「ふつう」

 14問:ボイラーの運転終了・・・「ふつう」

 15問:ボイラーの水管理・・・「ふつう」。

 16問:ばね安全弁及び逃がし弁・・・「ふつう」

 17問:酸洗浄・・・「ふつう」。

 18問:たき始め・・・「ふつう」

 19問:突然消火原因・・・「ふつう」

 20問:休止中の保存法・・・「ふつう」

燃料・燃焼10問

 21問:燃料・・・「ふつう」

 22問:燃料油タンク・・・「ふつう」。

 23問:重油の水分及びスラッジ・・・「ふつう」

 24問:NOx・・・「ふつう」

 25問:燃料の分析及び性質・・・「ふつう」

 26問:燃料の燃焼・・・「ふつう」

 27問:ガンタイプオイルバーナ・・・「ふつう」

 28問:油だきボイラーの燃焼室・・・「ふつう」

 29問:ボイラー用ガスバーナ・・・「ふつう」

 30問:人工通風のファン・・・「ふつう」

法令10問

 31問:ボイラー室・・・「ふつう」

 32問:ボイラー取扱作業主任者・・・「ふつう」

 33問:伝熱面積の算定方法・・・「ふつう」

 34問:ボイラー検査証の再交付・・・「やや難」

 35問:鋳鉄製温水ボイラー・・・「ふつう」

 36問:二級ボイラー技士選任・・・「ふつう」

 37問:付属品管理・・・「ふつう」

 38問:鋼製温水ボイラー・・・「ふつう」

 39問:貫流ボイラー・・・「やや難」

 40問:事業者変更・・・「ふつう」

独学向け教材

 独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。

 ま、読むのがメンドウな人は…、

 過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、

 そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。

 わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

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 サブ機として、試験後も活躍するはずです。

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二級ボイラー技士のこまごましたもの

 二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。

 ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。

 二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。

 乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。

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