28問‐平成31年4月 二ボ公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 平成31年4月 二級ボイラー技士の公式過去問の、第28問目の解説。本問は、油だきボイラーの燃焼室を問うの問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

28問‐油だきボイラーの燃焼室

 

 (クリックして拡大。)

 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

選択肢1

 選択肢1の「バーナの火炎が伝熱面や炉壁を直射しない構造であること。」ですが、正しい記述です。

 火炎が直射すると、損傷の原因となります。

 よって、選択肢は、「○」となります。

選択肢2

 2の「燃料と燃焼用空気との混合が有効に、かつ、急速に行われる構造であること。」ですが、正しい記述です。

 当たり前の内容なので、悩まないと思います。ちんたら着火してたら、逆に危ないです。

 よって、選択肢は、「○」となります。

選択肢3

 3の「炉壁は、空気や燃焼ガスの漏入・漏出がなく、放射熱損失の少ない構造であること。」ですが、正しい記述です。

 解説のしようがないです。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「○」となります。

選択肢4

 4の「燃焼室は、燃焼ガスの炉内滞留時間が燃焼完結時間より短くなる大きさであること。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「炉内滞留時間が燃焼完結時間より短くなる」のところです。

 正しくは、「炉内滞留時間が燃焼完結時間より“長く”なる」です。

 よって、選択肢は、「×」となります。

選択肢5

 5の「バーナタイルを設けるなど、着火を容易にする構造であること。」ですが、正しい記述です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「○」となります。

答え

 本問は「誤っているものはどれ?」です。

 答え:4

 次の問題へ。

過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

構造10問

 1問:熱及び蒸気・・・「ふつう」

 2問:空気予熱器・・・「ふつう」

 3問:炉筒煙管ボイラー・・・「ふつう」

 4問:ボイラー各部の構造及び強さ・・・「ふつう」

 5問:ボイラーの自動制御・・・「ふつう」

 6問:ブルドン管圧力計・・・「ふつう」

 7問:給水系統装置・・・「ふつう」

 8問:送気系統装置・・・「ふつう」

 9問:鋳鉄製蒸気ボイラー・・・「難」

 10問:自動制御用機器・・・「ふつう」

取扱10問

 11問:油だきボイラーの手動操作・・・「ふつう」。

 12問:ガラス水面計の機能試験・・・「ふつう」

 13問:単純軟化法によるボイラー補給水・・・「ふつう」

 14問:ボイラーの運転終了・・・「ふつう」

 15問:ボイラーの水管理・・・「ふつう」。

 16問:ばね安全弁及び逃がし弁・・・「ふつう」

 17問:酸洗浄・・・「ふつう」。

 18問:たき始め・・・「ふつう」

 19問:突然消火原因・・・「ふつう」

 20問:休止中の保存法・・・「ふつう」

燃料・燃焼10問

 21問:燃料・・・「ふつう」

 22問:燃料油タンク・・・「ふつう」。

 23問:重油の水分及びスラッジ・・・「ふつう」

 24問:NOx・・・「ふつう」

 25問:燃料の分析及び性質・・・「ふつう」

 26問:燃料の燃焼・・・「ふつう」

 27問:ガンタイプオイルバーナ・・・「ふつう」

 28問:油だきボイラーの燃焼室・・・「ふつう」

 29問:ボイラー用ガスバーナ・・・「ふつう」

 30問:人工通風のファン・・・「ふつう」

法令10問

 31問:ボイラー室・・・「ふつう」

 32問:ボイラー取扱作業主任者・・・「ふつう」

 33問:伝熱面積の算定方法・・・「ふつう」

 34問:ボイラー検査証の再交付・・・「やや難」

 35問:鋳鉄製温水ボイラー・・・「ふつう」

 36問:二級ボイラー技士選任・・・「ふつう」

 37問:付属品管理・・・「ふつう」

 38問:鋼製温水ボイラー・・・「ふつう」

 39問:貫流ボイラー・・・「やや難」

 40問:事業者変更・・・「ふつう」

独学向け教材

 独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。

 ま、読むのがメンドウな人は…、

 過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、

 そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。

 わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 サブ機として、試験後も活躍するはずです。

 amazon参考‐Fire HD

ボイラの後は、乙4で

 乙4とは、「危険物取扱者 乙種4類」のことです。

 お馴染みの油炊きボイラーでは、「重油」を使います。

 「重油」の補充等の際、乙4があると“立ち合い”ができることから、「2ボ」と「乙4」とは、実に、相性のよい資格となっています。

 昨今では、油炊きボイラーが減っているとはいえ、まだまだ数があります。2ボと乙4があれば、とりあえず仕事があって、食いっぱぐれはないので、2ボ合格後は、「乙4」取得を目指してください。

 試験勉強等については、「乙種4類の独学」と、「乙4のテキスト・問題集を参考にしてください。

二級ボイラー技士のこまごましたもの

 二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。

 二ボ合格後の取得資格に、ピックアップしておくとよいでしょう。勉強方法等は、「乙4 独学前編:重要試験情報」や「乙4 独学後編:勉強方法」を一読ください。

 二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。

みんなとシェアする