お勉強が進んで参りますと、だんだんと頭がごちゃごちゃに、ウニになったような状態となるものでございます。
ほんとこう、テキストの各ページを思い出そうとしても、もやもやとしております。
あそこのあれを説明しようとしても、うまく言葉が続かずに、ごちゃごちゃとした表現になってしまいます。
○○の章を一言で述べようとしても、しっちゃかめっちゃかなものになっております。
重要な語句や用語、定義文が、くちゃくちゃになっております。
こんな状態になってきたら、いったんお勉強の方の速度を落として、テキストの精読で知識を整理することを推奨いたします。
それか、いったん、頭のこちょくちゅ・モヤモヤ事項を紙に書き出してみるなり、ノートにまとめるなりするのも、ようございます。
基本的に、こうした状態は悪いことではないのでございます。
逆に、お勉強の調子が良い証でもございます。
混乱や混沌は、それ即ち、お勉強を通じて、多くの語彙や知識が頭の中に入っている証でもあるのでございます。
何にも入っていないのなら、混乱すら起きません。
混乱している状態のそれこそが、実力が付いてきた証左でもあるのでございます。
あまりおつむのよくない人はすっきりした顔をしていますが、そういうことでございます。
つまり、混乱するほどのものがない、というわけでございます。
当の本人は、整理して憶えたり理解しているつもりでも、どうしても、頭の中で未整理の部分ができるように思われます。
先の「こちょ・くちゅ・もや・ざわ」なんて擬態語で表現される、混乱したら状態に到りましたら、「ああこれは知識が付いた証拠だ」風に捉えて、これまでお勉強したことの整理に努めてくださればと存じます。
2011年2月23日 9:50 AM
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