建設業経理士2級 第38回 過去問+解説 第5問 精算表 設問3

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第38回試験の第5問『精算表』の設問3を解説するページです。当該設問は、「仮払金」を処理する問題です。。①と②の方は普通に解けますが、③が相変わらず難しく、正確な「税引き前利益」が計算できないと、解答不可です。解けなくても、仕方ないので、他の問題に尽力してください。いうまでもなく、③は、「後回し」です。

第5問 精算表 設問3‐仮払金

 ◇問題◇

 

 ◇問題全文◇

 

 ◇解答用紙◇

 

 (クリックして拡大。)

解説

 結論から言うと、当該設問の「仕訳はこちら」です。

 本問の『前提』ですが、「仮払金」なので、期中にて、たとえば…、

 借方:仮払金 ×××

 貸方:現金とか ×××

 …といった仕訳が切られていた、ってな塩梅です。

 要は、借方に計上されている当該「仮払金」を、振替処理するだけの話です。

 なお、設問③の税金関係は、最後の最後に処理するので、「後回し」です。現時点では、解けません。

処理①

 ①は、「¥3,900 は借入金利息の6か月分であり、うち1か月は前払いである。 」とあります。

 まず、前払い分を計算しましょう。

 「3,900/6」の「650」が1カ月分なことがわかります。

 問題文より、前払い分は、1ヶ月ですから、そのまんま「650」が前払い分となります。

 解答用紙を見ると、「前払利息」とあるので、これで仕訳を切ることがわかります。

 んで、当期に計上される利息は、「3,900-650」で「3,250」となります。

 仕訳は、「費用」の認識と「資産の増加」と、「資産」の減少なので…、

 借方:前払利息 650

 借方:支払利息 3,250

 貸方:仮払金 3,900

 …となります。

 指差し確認をしながら、「整理記入」に、転記してください。

処理②

 ②は、「¥11,000 は建物の補修工事に係る支出である。((4)①に係るもの)。」とあります。

 問題(4)の①を見ると、「当期末において補修工事¥11,000 を行っているが仮払金処理している。この支出のうち、¥8,800 につい ては改良のため、残りは原状回復のための支出である。」とあり、これを処理することがわかります。

 「この支出のうち、¥8,800 につい ては改良」とあります。

 これは、かっこよく言うと資本的支出で、「建物」の価値が上がったので、その支出分(\8,800)を、「建物」に加算します。

 ほいで、「残りは原状回復のための支出」は、言うなれば、ふつう修繕です。

 解答用紙を見ると、「修繕費」とあるので、これで仕訳を切ることがわかります。

 建物関係の仮払金は、「11,000」なので、「11,000-8,800」の「2,200」が「修繕費」になることがわかります。

 仕訳は、「資産」の増加と「費用」の認識と、「資産」の減少なので…、

 借方:建物 8,800

 借方:修繕費 2,200

 貸方:仮払金 11,000

 …となります。

 指差し確認をしながら、「整理記入」に、転記してください。

処理③

 ③の「¥28,500 は法人税等の中間納付額である。」ですが、これは、「税引き前当期純利益」を計算して、設問「10」にて、法人税等が確定しないと処理ができません。

 よって、「10」にて、処理することになります。(「10」はこちら。

 とりあえず、この時点では、「パス」です。

確認用

 当該設問の仕訳は、「こちら」です。

 あと、念のために、問題全体の答えですが…、

 

 …こうなっています。

 >>> 続きはこちら。


第38回

 インデックス

第1問:仕訳

 1問:配当の支払

 2問:社債発行と繰延処理

 3問:土地購入

 4問:当座借越

 5問:工事進行基準

第2問:文章問題

 1問:内部利益の控除

 2問:消費税

 3問:賞与引当金

 4問:総合償却

第3問 個別問題

 1問:工事間接費

第4問 理論+計算

 工事別原価計算表

 理論問題

第5問 精算表

 精算表:インデックス・ポイント

 精算表:設問1

 精算表:設問2

 精算表:設問3

 精算表:設問4

 精算表:設問5

 精算表:設問6

 精算表:設問7

 精算表:設問8

 精算表:設問9

 精算表:設問10

PDF過去問の閲覧

 結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。

 

 当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。

 公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。

 PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。

 なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

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独学向け教材

 教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、

 簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。

 簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、

 過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。

 建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。

 ところで、電卓です。

 100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。

 高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。

 簿記2級では必須の高品質電卓と避けるべきペラペラ計算機

 左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。

 高品質な計算機

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建設業経理士2級のこまごましたもの

 建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。

 合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。

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