建設業経理士2級 第36回 過去問+解説 第2問 文章問題(3)

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は『本支店会計』の処理です。T字勘定を書けば解けます。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第2問 文章問題(3)本支店会計

 ◇問題◇

 

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解説

 結論から言うと、「答えはこちら」です。

 本問のレベルは「ふつう」です。

 ところで、「借方」は「左がわ」で、スマホを持つ方です。

 対して、「貸方」は「右がわ」で、スマホを操作したり、刺又(さすまた)で配偶者を取り押さえるときの方です。

ポイント

 本店の「支店」のT字勘定と、支店の「本店」のT字勘定を書きます。

 んで、問題文の仕訳を切って、T字勘定に転記していけば、自ずから、解答できます。

 本問では、本店における支店勘定が問われてますが、検算と練習とを兼ねて、支店の「本店」勘定も、作っておきましょう。本支店会計の、どんな問題にも、対応できるようになります。

処理1

 問題文に「期中に、本店から支店に備品¥42,000 を発送」とあります。

 「本店」の仕訳を切ると…、

 借方:支店 42,000

 貸方:備品 42,000

 …と、相なります。

 んで、「支店」の仕訳を切ると…、

 借方:備品 42,000

 貸方:本店 42,000

 …と、相なります。

 T字勘定に転記していってください。

処理2

 問題文に「支店 から本店に¥15,000 の送金があり」とあります。

 「本店」の仕訳を切ると…、

 借方:現金 15,000

 貸方:支店 15,000

 …と、相なります。

 んで、「支店」の仕訳を切ると…、

 借方:本店 15,000

 貸方:現金 15,000

 …と、相なります。

処理3

 問題文に「支店が負担すべき経費¥8,000 を本店が立替払いした」とあります。

 「本店」の仕訳を切ると…、

 借方:支店 8,000

 貸方:現金 8,000

 …と、相なります。

 んで、「支店」の仕訳を切ると…、

 借方:経費 8,000

 貸方:本店 8,000

 …と、相なります。

処理4

 T字勘定は、最終的に…、

 

 

 …となります。

 本問では、「本店における支店勘定」が問われてます。

 借方は、「32000+42000+8000」の「82,000」です。

 貸方は、「15000」です。

 残高は、「82000-15000」で「67,000」と相なります。

こたえ

 答えは…、

 

 …です。

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第36回

 インデックス

第1問:仕訳

 1問:資本準備金

 2問:公社債の買い入れ

 3問:消費税処理

 4問:資本的な修繕

 5問:工事進行基準

第2問:文章問題

 1問:材料費

 2問:銀行残高

 3問:本支店会計

 4問:未払賃金

第3問 個別問題

 1問:

 2問:工事別原価計算表

第4問 計算計算

 材料の払出単価

第5問 精算表

 精算表:インデックス・ポイント

 精算表:設問1

 精算表:設問2

 精算表:設問3

 精算表:設問4

 精算表:設問5

 精算表:設問6

 精算表:設問7

 精算表:設問8

 精算表:設問9

 精算表:設問10

PDF過去問の閲覧

 結論から言うと、PDF形式の過去問でイライラしている人は、「タブレット」で閲覧する、といった次第です。

 

 当方、PDF過去問の閲覧には、12インチのタブレットを使いますが、「紙」の過去問と遜色なく、問題演習に集中できています。

 公式のPDF過去問は、スマホだと画面が小さくて問題文が読み難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“問題演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないというのが実感とするところです。

 PDFタイプの過去問演習でイライラしている方は、「タブレット」の活用を勧めます。押入れから出してみてください。

 なお、手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 アンドロイド製のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDFの閲覧も可能で、コストパフォーマンスが秀逸です。

 とりわけ、スマホしか持ってない方に勧めます。小さい画面での問題演習は、倍疲れます。

 受験が終わっても、アレコレ使えますし、安価なサブ機としても使えます。これを機に「Fire HD」を買っても、損はないです。

独学向け教材

 教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのが面倒な方は…、

 簿記2級持ちの方は、ネットスクールの「建設業経理士 過去問題集&テキスト 2級 出題パターンと解き方」1冊で事が足ります。

 簿記3級持ちの方は、テキストと問題集は、TACの「スッキリわかる 建設業経理士2級」と「スッキリとける問題集 建設業経理士2級」を…、

 過去問には、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級 」を使えばよいでしょう。

 建設業経理士2級は、市販されている教材が少ないので、大概、こうなるかと思います。試験会場でも、多くの人が同じような教材を手にしていました。

 ところで、電卓です。

 100円ショップで売ってるような、ぺらぺら計算機は計算ミスの元です。

 高品質な電卓を使っていない方は、「簿記検定試験の計算機(電卓)選び」や「売れ筋の電卓は、結局なに?」を参考に、買い換えてください。

 簿記2級では必須の高品質電卓と避けるべきペラペラ計算機

 左のがぺらぺらで、中と右が高品質の計算機です。絶対的に高品質の方が打ちやすいです。

 高品質な計算機

 考えるのが面倒な人は、わたしが愛用している「DF-120GT」にすればよいでしょう。これで支障ありません。建設業経理士もこれで受験しました。

建設業経理士2級のこまごましたもの

 建設業経理士に関するこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 「建設業経理士の投稿記事」をばご参考ください。

 合格体験記は「建設業経理士2級の合格体験記」で、合格証書は「建設業経理士2級の合格証書」です。

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