31問‐令和5年4月 二ボ公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和5年4月 二級ボイラー技士の公式過去問の、第31問目の解説。本問は、「ボイラー室」を問う問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

31問‐ボイラー室

 

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 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

 問題一覧は、こちらです。

 全問の答えは、こちらです。

選択肢1

 選択肢1の「伝熱面積が3mを超える蒸気ボイラーは、ボイラー室に設置しなければ ならない。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。定番の数字なので、暗記しましょう。

 「ボイラ」の3文字で、「3m」を憶えるといいでしょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「ボイラーの最上部から天井、配管その他のボイラーの上部にある構造物ま での距離は、原則として、1.2m以上としなければならない。」ですが、正しい記述です。

 数字の「1.2m以上」は、ガチ暗記してください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「ボイラー室には、必要がある場合のほか、引火しやすいものを持ち込ませ てはならない。」ですが、正しい記述です。

 常識的に判断できますね。そらそうでしょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「ボイラーを取り扱う労働者が緊急の場合に避難するために支障がないボイ ラー室を除き、ボイラー室には、2以上の出入口を設けなければならない。」ですが、正しい記述です。

 「2以上の出入口」は、暗記しましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢5

 選択肢5の「ボイラー室に燃料の重油を貯蔵するときは、原則として、これをボイラー の外側から1.2m以上離しておかなければならない。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「1.2m以上」のところです。

 正しくは、「2m以上」です。

 「重油」とあるので、「燃料タンク」の規定となります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、ちなみに、固体燃料の場合は、1.2m以上離すと相なります。

答え

 設問は、「誤っているものはどれか?」です。

 「1」は「正」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「正」です。

 「5」は「誤」です。

 正解:5

 次の問題へ。

過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

令和5年4月過去問

 インデックス

 問題一覧

 答え一覧

構造10問

 1問:ボイラーの水循環・・・「ふつう」

 2問:伝熱面、燃焼室及び燃焼装置・・・「ふつう」

 3問:水管ボイラーの特徴・・・「ふつう」

 4問:鋳鉄製蒸気ボイラー・・・「ふつう」

 5問:ボイラー各部の構造及び強さ・・・「ふつう」

 6問:水面測定装置・・・「ふつう」

 7問:エコノマイザ・・・「ふつう」

 8問:給水系統装置・・・「ふつう」

 9問:圧力制御機器・・・「ふつう」

 10問:自動制御・・・「ふつう」

取扱10問

 11問:ばね安全弁及び逃がし弁・・・「ふつう」。

 12問:ボイラーのたき始め・・・「ふつう」

 13問:ボイラー水の全部排出・・・「ふつう」

 14問:脱酸素剤・・・「ふつう」

 15問:ボイラー水の吹出し・・・「ふつう」。

 16問:ボイラー水位の異常低下・・・「ふつう」

 17問:点火前の点検・準備・・・「ふつう」。

 18問:スートブロー・・・「ふつう」

 19問:単純軟化法・・・「ふつう」

 20問:ガラス水面計の機能試験・・・「ふつう」

燃料・燃焼10問

 21問:工業分析・・・「ふつう」

 22問:液体燃料・・・「ふつう」。

 23問:重油の性質・・・「ふつう」

 24問:重油の加熱・・・「ふつう」

 25問:油バーナ・・・「やや難」

 26問:固体燃料と気体燃料・・・「ふつう」

 27問:低温腐食の抑制方法・・・「ふつう」

 28問:ボイラー用ガスバーナ・・・「ふつう」

 29問:通風・・・「ふつう」

 30問:熱損失・・・「ふつう」

法令10問

 31問:ボイラー室・・・「ふつう」

 32問:定期自主検査・・・「ふつう」

 33問:ボイラーの伝熱面積・・・「ふつう」

 34問:鋳鉄製ボイラーの附属品・・・「ふつう」

 35問:ボイラーを設置した者の検査・・・「ふつう」

 36問:附属品の管理・・・「ふつう」

 37問:ボイラー取扱作業主任者・・・「ふつう」

 38問:ボイラー変更届・・・「ふつう」

 39問:鋼製ボイラーの安全弁・・・「ふつう」

 40問:自動的に燃料の供給を遮断する装置・・・「ふつう」

独学向け教材

 独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。

 ま、読むのがメンドウな人は…、

 過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、

 そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。

 わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 サブ機として、試験後も活躍するはずです。

 amazon参考‐Fire HD

二級ボイラー技士のこまごましたもの

 二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。

 ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。

 二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。

 乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。

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