第6問は、「水面測定装置」の問題です。少々、傾向の異なる問題です。テキストにあまり出てこないものが問われているので、落としても仕方がないです。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「やや難」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「貫流ボイラーを除く蒸気ボイラーには、原則として、2個以上のガラス水面計を見やすい位置に取り付ける。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
そのまんまですが、「蒸気ボイラー・・・2個以上のガラス水面計」と、丸暗記しちゃいましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、ガラス水面計は、「水柱管」に取り付けられることもあります。
ボイラーの実務講習では、水柱管に付いた水面計を使っての授業がありました。
選択肢2の「ガラス水面計は、可視範囲の最下部がボイラーの安全低水面と同じ高さに なるように取り付ける。」ですが、正しい記述です。
「安全低水面」には、注意してください。常用水位などに変えられます。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「丸形ガラス水面計は、主として最高使用圧力1MPa以下の丸ボイラーなど に用いられる」ですが、正しい記述です。
数字の「最高使用圧力1MPa以下」は、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「平形反射式水面計は、裏側から電灯の光を通すことにより、水面を見分け るものである。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「平形“反射式”水面計」のところです。
正しくは、「平形“透視式”水面計」です。
なお、選択肢の言う「平形“反射式”水面計」ですが、「前面から見ると水部は光線が通って黒色に見え、蒸気部は反射されて白色に光って見えるもの」です。
整理して押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢5の「二色水面計は、光線の屈折率の差を利用したもので、蒸気部は赤色に、水部は緑色(青色)に見える」ですが、正しい記述です。
「二色水面計」の正しい記述です。
色は、よく出ます。「蒸気部は赤色に、水部は緑色(青色)」は、ガチで押えておきましょう。よく「逆」にされるところです。
よって、選択肢は、「正」となります。
設問は、「適切でないものはどれか?」です。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「誤」です。
「5」は「正」です。
正解:4
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:ボイラーの水循環・・・「ふつう」
2問:伝熱面、燃焼室及び燃焼装置・・・「ふつう」
3問:水管ボイラーの特徴・・・「ふつう」
4問:鋳鉄製蒸気ボイラー・・・「ふつう」
5問:ボイラー各部の構造及び強さ・・・「ふつう」
6問:水面測定装置・・・「ふつう」
7問:エコノマイザ・・・「ふつう」
8問:給水系統装置・・・「ふつう」
9問:圧力制御機器・・・「ふつう」
10問:自動制御・・・「ふつう」
11問:ばね安全弁及び逃がし弁・・・「ふつう」。
12問:ボイラーのたき始め・・・「ふつう」
13問:ボイラー水の全部排出・・・「ふつう」
14問:脱酸素剤・・・「ふつう」
15問:ボイラー水の吹出し・・・「ふつう」。
16問:ボイラー水位の異常低下・・・「ふつう」
17問:点火前の点検・準備・・・「ふつう」。
18問:スートブロー・・・「ふつう」
19問:単純軟化法・・・「ふつう」
20問:ガラス水面計の機能試験・・・「ふつう」
21問:工業分析・・・「ふつう」
22問:液体燃料・・・「ふつう」。
23問:重油の性質・・・「ふつう」
24問:重油の加熱・・・「ふつう」
25問:油バーナ・・・「やや難」
26問:固体燃料と気体燃料・・・「ふつう」
27問:低温腐食の抑制方法・・・「ふつう」
28問:ボイラー用ガスバーナ・・・「ふつう」
29問:通風・・・「ふつう」
30問:熱損失・・・「ふつう」
31問:ボイラー室・・・「ふつう」
32問:定期自主検査・・・「ふつう」
33問:ボイラーの伝熱面積・・・「ふつう」
34問:鋳鉄製ボイラーの附属品・・・「ふつう」
35問:ボイラーを設置した者の検査・・・「ふつう」
36問:附属品の管理・・・「ふつう」
37問:ボイラー取扱作業主任者・・・「ふつう」
38問:ボイラー変更届・・・「ふつう」
39問:鋼製ボイラーの安全弁・・・「ふつう」
40問:自動的に燃料の供給を遮断する装置・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
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過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
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